賃上げが話題となることが多い昨今、企業はどれほどの月給を提示しているのでしょうか？

本記事ではハローワークの求人データをもとに東京都葛飾区の月給のリアルを紹介します。

求人で提示される平均月給や最高月給、月給別の偏差値、さらに高月給求人ランキングも紹介していますので、お仕事探しや転職活動に役立ててください。

1. 東京都葛飾区の求人が提示する月給の平均額は23万7394円～29万9030円

2024年2月15日、ハローワークのウェブサイトより東京都葛飾区の求人データ400件を掲載日が新しい順に抽出しました（一般求人・フルタイム）。

次に当該データ群に対し、提示月給レンジの下限と上限をそれぞれ平均したところ、23万7394円～29万9030円となりました。

なお、2024年2月8日に港区を対象に行った同様の調査では、25万2805円～37万3379円という結果が出ています。

同じ東京23区でも港区と葛飾区では求人の月収に格差があるようです。

2. 東京都葛飾区の求人が提示する月給の最高額は80万円

東京都葛飾区の求人が提示する月給の最高額は80万円（レンジ50万円～80万円）となりました。

仕事内容は「施工管理スタッフ（水道施設）」です。

2.1 月給（最高額）が高い求人TOP10　職種別月給一覧表

なお、月給（最高額）が高い求人TOP10は以下の通りとなりました。以下、職種別月給一覧表。

  1. 施工管理スタッフ（水道施設）（50万円～80万円）
  2. システムエンジニア（25万円～70万円）
  3. 建築施工管理技士（35万円～60万円）
  4. SES営業、SES営業顧問（22万円～60万円）
  5. コンクリート圧送作業員（30万円～60万円）
  6. 施工管理業務（土木）デスクワークのみも可（32万円～55万円）
  7. 土木技術者＜トライアル雇用併用求人＞（35万円～55万円）
  8. 検査技術者（見習）／未経験者歓迎（26万円～52万円）
  9. プラスチック射出成形用金型の技術職（設計・製作）（30万円～50万8000円）
  10. 経理（国内担当） （30万円～50万円）

3. 月給別偏差値一覧（東京都葛飾区の求人データより算出）

東京都葛飾区の求人データ群をもとに月給別偏差値および求人の月給分部表を算出、作成しました（算出方法は最後部に記載）。

結果は以下の通りです。

3.1 月給別偏差値

  1. 月給0万円：5
  2. 月給10万円：22
  3. 月給20万円：39
  4. 月給30万円：55
  5. 月給40万円：72
  6. 月給50万円：88
  7. 月給60万円：105
  8. 月給70万円：122
  9. 月給80万円：138
  10. 月給90万円：155
  11. 月給100万円：172

3.2 月給分布表

  1. 10万円未満：0社（0％）
  2. 10万円~20万円未満：17社（4.3％）
  3. 20万円~30万円未満：286社（71.5％）
  4. 30万円~40万円未満：81社（20.3％）
  5. 40万円~50万円未満：15社（3.8％）
  6. 50万円~60万円未満：0社（0％）
  7. 60万円~70万円未満：1社（0.3％）
  8. 70万円~80万円未満：0社（0％）
  9. 80万円~90万円未満：0社（0％）
  10. 90万円~100万円未満：0社（0％）

【偏差値一覧表】東京都葛飾区の求人データをもとに作成した月給偏差値および月給分布表

出所:各種資料をもとにLIMO編集部作成

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なお、2024年2月8日に港区を対象に行った同様の調査では、月収偏差値が以下の通りとなりました。

3.3 【参考】港区の月給別偏差値

  1. 月給0万円：21
  2. 月給10万円：30
  3. 月給20万円：39
  4. 月給30万円：49
  5. 月給40万円：58
  6. 月給50万円：68
  7. 月給60万円：77
  8. 月給70万円：86
  9. 月給80万円：96
  10. 月給90万円：105
  11. 月給100万円：114

【偏差値一覧表】東京都港区の求人データをもとに作成した月給偏差値および月給分布表

出所:各種資料をもとにLIMO編集部作成

4. 日本の平均年収は457万6000円

「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は457万6000円です。

月給換算すると38万1333円となります。

フルタイムの求人を探すのであれば、提示されている月給が上記の金額からどれだけ乖離しているかを意識するとよいでしょう。

本記事を今後のお仕事探しに役立てて頂けますと幸いです。

5. 月給別偏差値と月給分部表の算出方法

本記事における月給別偏差値と月給分部表の算出は以下の手順で行っています。

  1. 抽出した各求人データに対して、月給レンジの下限と上限の平均値を算出
  2. 1で算出したデータ群の平均値および標準偏差値を算出
  3. 2のデータをもとに月給別の偏差値を算出
  4. 1で算出したデータ群をもとに月給分布表を作成

参考資料

LIMO編集部