4. 新NISAで積立投資「50歳が65歳までに2000万円を貯める」積立額は?
次に、50歳が65歳までの15年間で2000万円を貯めるためには、毎月いくら積立投資をすればよいのでしょうか。
「想定利回り3%と5%」で50歳から積立投資を開始する場合の積立額をシミュレーションしていきます。
4.1 新NISAで積立投資:想定利回り「3%」の場合
- 目標金額:2000万円
- 積立投資期間:15年(50歳~65歳)
- 想定利回り:3%
- 積立投資額:毎月8万8116円
- 元本:1586万1000円
- 運用収益:413万9000円
4.2 新NISAで積立投資:想定利回り「5%」の場合
- 目標金額:2000万円
- 積立投資期間:15年(50歳~65歳)
- 想定利回り:5%
- 積立投資額:毎月7万4825円
- 元本:1346万8000円
- 運用収益:653万1000円
5. 新NISAで積立投資「40歳・45歳・50歳が65歳までに2000万円を貯める」積立額まとめ
40歳・45歳・50歳から老後に向けて2000万円を貯めるには、早ければ早いほど毎月の負担が軽くなります。
5.1 【65歳までに新NISAの積立投資で2000万円貯めるための毎月の積立投資額】
- 《40歳》3%:4万4842円・5%:3万3585円
- 《45歳》3%:6万920円 ・5%:4万8658円
- 《50歳》3%:8万8116円・5%:7万4825円
投資ですので、当然ながら元本割れのリスクが伴います。
ずっと3%、5%で運用できるものではありませんので、65歳を迎える時に2000万円に到達しない場合も、2000万円を上回る場合もありますのでご留意ください。
6. リスクを抑えながら、効率のよい「資産形成」を
資産運用を始めるにあたって悩むポイントは、どれぐらいのリスクをとって運用するのかだと思います。
危険な橋を渡ることなく資金を増やしていきたいところですが、一切のリスクを負わずに増やすことはできません。
そこで、最大限リスクを落とすため推奨されているのが「積み立て投資」です。
積み立て投資は運用状況が良い時・悪い時に一定額を投資し続けることで、購入価額が平準化される効果を発揮します。
運用に抵抗がある方も、まずは積み立て投資で小額から始めてみるのがいいかもしれません。しかし、いくらから始めるのか、何に投資するのかは目的に応じた対策が必要です。
良いスタートを切るために、まずは資産運用に精通したお金のプロに相談してみたり、情報収集をはじめてみたりするのはいかがでしょうか。
参考資料
川勝 隆登