2. 【50歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか

次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。

50歳代・二人以上世帯の貯蓄円グラフ

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」をもとにLIMO編集部作成

※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。

2.1 【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄700~1000万円未満の割合

  • 7.5%

2.2 【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄1000万円以上の割合

  • 43.4%

2.3 【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:1684万円
  • 中央値:810万円

貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄1000万円以上は43.4%。

平均は1600万円を超え、中央値は800万円を超えました。

3. 老後資産の貯蓄計画を早めに考える

これまで50歳代・二人以上世帯の「貯蓄700~1000万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。

貯蓄を積み立てるためには、毎月の収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活する「先取り貯金」が有効です。

先取り貯金には預貯金や積立投資などさまざまな方法があります。

また、2024年は新NISAスタートの年であり、積立投資を始めるために新NISA制度を利用することも選択肢の一つです。

新NISA

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

ただし、資産運用にはリスクが伴うため、事前の情報収集や学習が不可欠です。

ご家庭に合った貯蓄方法を検討してみましょう。

3.1 【ご参考】50歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 金融資産非保有:24.4%
  • 100万円未満:9.3%
  • 100~200万円未満:5.8%
  • 200~300万円未満:4.2%
  • 300~400万円未満:5.1%
  • 400~500万円未満:3.2%
  • 500~700万円未満:5.0%
  • 700~1000万円未満:5.7%
  • 1000~1500万円未満:8.8%
  • 1500~2000万円未満:6.0%
  • 2000~3000万円未満:7.2%
  • 3000万円以上:10.8%

※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。

参考資料

齊藤 慧