グリーンズ、上期売上高は前年同期比2.2%増 地方部の観光・イベント需要がけん引

2018年2月16日に行われた、株式会社グリーンズ2018年6月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社グリーンズ 代表取締役社長 松井清 氏

2018年6月期第2四半期決算説明会

松井清氏:みなさま、本日は本当にお忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。社長の松井でございます。

それでは、弊社の2018年6月期第2四半期の決算につきまして、説明をさせていただきます。

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ただ、本日初めてお越しいただいている方もお見えでございますので、はじめに会社の概要につきまして、簡単にご説明をさせていただきます。

会社概要

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それでは、3ページをご覧ください。

私どもは、株式会社グリーンズでございます。

昨年(2017年)の3月23日に、東証二部・名証二部に上場させていただきました。

三重県の四日市が本社でございますけれども、東京でも馬喰町の近くでオフィスを構えております。ご用命がございましたら、いつでもご対応させていただきますので、よろしくお願いいたします。

創業が1957年でございますので、今期で60周年を迎えている会社でございます。

事業内容は、ホテル・レストラン・バンケットの運営です。メインは、いわゆるビジネスホテルチェーンという会社でございます。

事業スキーム

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それでは、4ページをご覧ください。

私どもの事業でございます。事業セグメントとしましては、ホテル事業の1つだけでございますけれども、事業部門としましては、2つの部門を持っております。

1つが、(資料の)左側のチョイスホテルズ事業です。この図にございますけれども、アメリカに本社を置いている、店舗数が世界第2位のチョイスホテルズインターナショナル社と、私どもの100パーセント出資子会社のチョイスホテルズジャパンが、マスターフランチャイズ契約を結んでおります。

私たちが日本で、チョイスのブランドホテルを、運営もしくはFC展開することができるという権利でございます。

そちらからノウハウを導入しまして、チョイスのブランドを活用・展開している事業が、チョイスホテルズ事業でございます。

一応、日本では4つのブランドを使う権利を持っておりますけれども、現状は「コンフォートホテル」というブランドを中心に展開しております。こちらは北海道から沖縄まで、国内で59店舗を展開しております。

それから、(資料の)右側のグリーンズホテルズ事業です。こちらは、私どもがオリジナルにやっている事業でございまして、創業以来、ビジネスホテルを展開しております。

こちらは、主に地域密着型のホテルで、ブランドというかたちではチェーン展開をしておりませんが、いろいろな店名を使いながら、各地域で展開しております。宿泊だけではなくて、料飲関係を併設したホテルも運営しております。

この世界のチョイスさん(チョイスホテルズインターナショナル)は、グローバルチェーンの(ホテル運営)ノウハウをお持ちです。チョイスさんは、いわゆるラグジュアリー系のみに強いホテルチェーンではないので、そちらの(世界基準の)ノウハウと私どものノウハウの融合シナジーが、私どもの強みでございます。

グリーンズの歴史

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それでは、次のページにいきましょう。

こちらが、私どもの会社の簡単な歴史でございます。

1957年に駅前旅館として創業しましたのが、私どものスタートでございます。

その後、1969年にビジネスホテルに(業態を)転換しております。私どもの現会長の村木敏雄が、このビジネスホテルに(業態を)転換をいたしました。

当時は、村木も法華クラブで少し修行しております。日本のビジネスホテルの第1号が、法華クラブさんの京都店と言われておりますけれども、日本でビジネスホテルが広がっていく、そのような黎明期に、法華クラブさんで修行をさせていただきました。

(修行から)戻ってまいりまして、四日市の駅前旅館をビジネスホテルに転換したということが、非常に早い時期でございますけれども、(当社のビジネスホテルの)スタートでございます。

その後、東海地方の三重県を中心にしまして、ビジネスホテルを展開していきました。

ちょうど、三重県四日市が、イオン株式会社さんの発祥の地でもございます。当時は「岡田屋」さんと言っておりましたけれども。岡田卓也さんがアメリカのチェーンストア理論を学ばれて、他社と合併しながらジャスコ株式会社になり、イオン株式会社になっていきました。

そのような発祥の地が、四日市でございます。私どもの会社も、(会長の)村木が岡田さんと一緒にビル計画をやっていた経験もありまして、いろいろなチェーンというものに啓蒙を受けながら、ホテルのチェーン展開を進めていくといったところでございます。

ずっと三重県を中心にして、(店舗を)東海地区に広げていったのですが、2000年ごろから全国展開を始めました。

ちょうどこのころ、チョイスさんと知り合いました。チョイスさんの、最初(1998年)は1フランチャイジーから始めまして、2003年にはマスターフランチャイズ契約を結びました。2000年ごろから全国展開をして、それからチョイスホテルズのブランド活用をして……ということで、ずっと店舗数を伸ばしてまいりました。

2010年あたりから、少し店舗数(青い折れ線グラフ)が落ちておりますのは、2008年のリーマンショックの影響です。当社もいろいろなリストラや、一部の店舗の閉鎖も行いまして、(その結果、店舗数が)一時的に減っております。

その後はまた、店舗数を増やすという成長路線に、持っていっているところでございます。この成長をさらに拍車をかけて推進していくという意味合いで、昨年(2017年)上場させていただいたというところでございます。

第2四半期ハイライト①

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それでは、7ページでございます。

私どもの第2四半期の決算でございますけれども、売上高は前年同期に続きまして、過去最高を更新しております。

139億8,100万円となり、前年同期に比べまして2.2パーセントの伸びとなります。

メイン事業のチョイスホテルズ事業は、とくに東北や九州などの地方部で、しっかりとお客さまを確保できました。これについては、ブランド強化策で、全店の禁煙化を進めたり、リニューアルで商品強化を図ったりしたことや、あるいはWebマーケティング等を活用しながら、しっかりと需要を確保したというところでございます。

ただ、東京あたりでは、非常に競争も厳しくなってきております。こちらにつきましては、多少客室単価の減少等も見られましたけれども、柔軟な価格戦略によるレベニューマネージメントと言われるもので、稼働率・単価をいろいろ動かしながら、最大の売上を作り上げていくという施策も行いまして、高稼働率を維持することができました。

それから、この当該期、昨年(2017年)の7月から12月までの上半期では、その前の期に開業した「コンフォートホテル東京東神田」と「コンフォートホテル豊橋」が、フルに売上に貢献しております。

ただ、逆に(売上が)減少した店舗もございました。1つが、建て替えのために閉鎖した店舗です。「コンフォートホテル高知駅前」が、来期である今年(2018年)の秋に再オープンする予定でございますけれども、こちらの店舗(の分の売上)が減っております。

それから、「コンフォートイン広島平和大通」は、リニューアルのために休業しておりまして、昨年の12月に再オープンしたのですけれども、5ヶ月分は休んでいる状態でございました。

そのあたりを差し引きしますと、その間の当該期の店舗数・部屋数は、ほぼ同程度くらいです。この売上を伸ばしましたのは、既存店の稼働率単価を伸ばしたところで、売上を伸ばしているという状況でございます。

グリーンズホテルズ事業は、三重県を中心とした東海地区で(展開して)ございますけれども、こちらもビジネス需要・観光・宿泊周辺等をきちんと取り込みまして、しっかりと売上を向上させております。

第2四半期ハイライト②

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それでは、次のページをご覧ください。

それら(既存店)により売上が伸びた関係で、営業利益は18億5,300万円、(前年同期比で)1.6パーセント増となりました。経常利益は18億3,600万円と、(前年同期比で)4.1パーセント増ということで、利益も伸ばしております。

ただ、当期純利益につきましては、11億7,700万円で、前年同期比で5.8パーセント下がっております。こちらは、税引前利益までは伸びているのですけれども、法人税等が増えたというところです。

こちらの法人税等につきましては、昨年は上場前でしたので、とくに資本金が増えて大企業になって、留保金課税がかかるようになりました。そのような課税につきまして、前期末では計上しておりますが、昨年の期中では計上しておりませんでした。今期につきましては、当初からわかっておりますので、各期に配分して計上しております。そのようなもので税金が増えて、(純利益を)押し下げておりますけれども、これは通期になりますと、また同じになってくるというところでございます。

連結損益計算書

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9ページが、先ほどの(ご説明の)数字の一覧になっております。

連結貸借対照表

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次が、バランスシートでございます。とくに数字が伸びておりますのは、一番上の流動資産で、9億6,200万円(の増加)です。こちらは、利益を積み上げて、現預金が増えているということでございます。

それから、とくに増えておりますのが、一番下の純資産合計です。これも同じく、現預金と利益剰余金が増えたということで、財務面も順調に向上していくということでございます。

客室稼働率・客室単価

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12ページをご覧いただけますでしょうか。こちらは、客室稼働率(OCC)と客室単価(ADR)です。全社としましては、左側の客室稼働率でございますけれども、もう高い水準にきております。

(客室稼働率が)85パーセント程度というのは、ホテル業ではかなりキャパに近いところがございます。平日はほぼいっぱい、週末はいっぱい、日曜日の夜や月曜日・金曜日にやや落ちていてもこれぐらい(の客室稼働率)ですから、かなり高い水準だと理解しております。

ほぼ横ばいではありますけれども、この当期につきましては、昨年よりも0.8ポイント上昇させております。

また、右側が客室単価ですけれども、こちらもずっと順調に、右肩上がりで伸ばしております。先ほど申し上げました、レベニューマネジメントというもので、半年先まで予約の状況を見ながら、どの価格が最適かをコントロールしながら、適切に価格を上げていきます。このかけ算で、売上が伸びているというところでございます。

連結業績ハイライト

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次のページは(連結業績ハイライトで)売上高・営業利益・純利益は、先ほど申し上げたとおりでございます。右下の純資産・自己資本比率は、先ほどのバランスシートのとおりでございます。

純資産(棒グラフ)を伸ばしておりまして、それによって自己資本比率(折れ線グラフ)も49.4パーセントまで上がってきております。

以上が、当該期(の業績)でございます。

2018年6月期 連結業績予想

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15ページが、今期(2018年6月期)の業績予想でございます。こちらは、期初に発表させていただいたものから、とくに変更しておりません。この数字が達成されると見込んでおります。

売上高が275億8,800万円、全体として6.1パーセント伸びる予定でございますけれども、先ほど(お話ししたように)上半期で(すでに)2.2パーセント伸びて、あと4パーセントというところにつきましては、これから下半期で4店舗オープンしてまいりますので、そちらが押し上げるかたちになっております。

ただ、経常利益が19億5,500万円、当期純利益が12億4,900万円ということで、それぞれ約12パーセントずつ減少する見込みでございます。こちらにつきましては、これから4店舗オープンしていくホテルが期末にかかってくる関係で、コストが先行しており、売上・利益の貢献があとになるため、押し下げになっております。

出店計画①

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次のページをご覧ください。

こちらが、今期オープンする予定(のホテル)でございます。今月(2018年2月)23日に、名古屋市の伏見で「コンフォートホテル名古屋伏見」が、オープン予定でございます。

それに続きまして、来月(2018年3月)には「コンフォートスイーツ東京ベイ」が、(千葉県の)新浦安でオープン予定でございます。

コンフォートスイーツは、私どもにとって、初めての日本でのブランド投入でございます。アメリカではたくさん出しておりますけれども、いわゆるコンフォートホテルは、シングルを主体にしまして、おもにビジネスの方を主体にするモデルでございます。

コンフォートスイーツは、すべて2ベッド以上で、観光客の方々を対象にするホテルでございます。

東京ベイですので、当然ディズニーランドのお客さまもメインにしております。ディズニーランドは、4月から35周年のイベントが始まるところでございます。名古屋伏見も東京ベイも、すでに予約を始めており、順調に伸びているところでございます。

それから6月に、「コンフォートホテル伊勢」と「コンフォートホテル札幌すすきの」が、それぞれオープン予定でございます。

(4つとも)それぞれ期待するホテルでございますけれども、やはりコストが先行してかかってくるということで、今期だけで3億3,000万円ぐらいはマイナスになる見込みです。それがなければ増収増益ということでございますけれども、これによって、いったん(マイナスが)乗ったかたちでございます。

連結業績目標

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今後につきまして、中期計画はもうすでに発表させていただいているとおりで、とくに変更はございません。

22ページをご覧ください。こちらも、とくに現状で修正はございません。来期(2019年6月期)につきましては、売上高が300億円、営業利益・経常利益がそれぞれ23億円、純利益が15億円を見込んでいます。

その翌年の2020年6月期は、売上高が320億円、営業利益・経常利益がそれぞれ25億円、純利益が16億円という数字で見込んでおります。

こちらは比較的堅めと考えておりまして、今期に4店舗・来期に4店舗までが(出店数として)確定しております。その次の期も、だいたいそれぐらいを基本的なペースとして、出店していくと思います。

それ以外に、既存店のM&Aをしたり、オペレーターチェンジで従来やっていらっしゃるホテルさんについて、私どもが経営を持ち受けたりというところは、比較的短期間では決まっていくところもございます。これからのプラスアルファで、そのようなところにも、力を入れていきたいと考えております。

連結財務指標

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23ページは、財務体質です。資料の左側で、ROE(青色の折れ線グラフ)がずっと横ばいの数字となっています。利益が伸びていく中でROEが横ばいということは、利益が伸びていく分、そのまま純資産にお金が貯まっていっているだけという状態になっております。

なりゆきでこうなるということを書いておりますけれども、政策的にこうしていこうというわけではありませんので、積極的にこの資金については、成長に向けた投資に振り向けていきたいと考えております。

資料の右側のD/Eレシオも、どんどん借入金が減っているだけで、ただ単に無借金を目指すというわけでもありませんので、適切にレバレッジを効かせながら投資に振り向けて、より成長促進をさせていきたいと考えております。

出店計画②

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25ページをご覧いただけますでしょうか。こちらが、今確定している出店計画でございます。

2018年6月期は先ほど申し上げたとおりですけれども、来期の2019年6月期も、すでに4ホテルが新規着工済みで、現在建築中でございます。来期に順次オープンしていきまして、売上の上昇につながっていくと考えておりますので、この中期につきましても、とくに変更はいたしておりませんが、これをベースにして、さらに伸ばしていく方向で考えております。

以上、簡単ではございますけれども、私からの説明とさせていただきました。あとはご質問で、しっかりご説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

記事提供:ログミーファイナンス

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