50代の方々にとって、老後資金の準備は重要です。多くの人が将来の不安を感じ、焦りを募らせているのではないでしょうか。
老後生活の安心を確保するために欠かせないのが「貯蓄」ですが、同世代の人々がこの課題にどれほど真剣に向き合っているのか、気になる方も多いことでしょう。
貯蓄目標を設定する際に役立つのは、同年代の人々の貯蓄状況を参考にすることです。
同じくらいの年齢の人々がどれくらい貯蓄しているのかを知ることで、具体的な貯蓄目標を設定しやすくなります。
そこで今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、50歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。
1. 【50歳代・二人以上世帯】貯蓄ゼロ(非保有)は何パーセントか
50歳代・二人以上世帯で「貯蓄ゼロ(非保有)」の人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、50歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄ゼロ(非保有)の割合
- 24.4%
1.2 【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1253万円
- 中央値:350万円
貯蓄ゼロ(非保有)は約2割となりました。