2018年2月14日に行われた、RIZAPグループ株式会社2018年3月期第3四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料
スピーカー:RIZAPグループ株式会社 代表取締役社長 瀬戸健 氏
連結決算ハイライト
瀬戸健氏:みなさま、本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。それでは、本日は1時間ほどお時間をいただいておりますので、私からさっそくお話を差し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは、さっそく始めさせていただきます。
まず、(連結決算ハイライトの)1番目は、売上収益です。6期連続増収、そして過去最高(の売上収益)を達成しています。第3四半期の累計としては、前年同期比で150.8パーセント、1.5倍の成長を示しております。
2番目は、営業利益です。5期連続増益、そしてこちらも過去最高を更新しています。第3四半期の累計ですが、M&Aによる割安購入益を除いた場合で1.3倍となり、前年同期比でも成長しているところでございます。
3番目は、我々にとって来期・再来期の成長が非常に重要になってまいりますので、今期は戦略的に、70億円の先行投資を行いました。これがどういうかたちで現在進捗していて、(来期・再来期に)どうつながっていくかは、後ほどご説明差し上げます。
利益成長を両立させ、通期業績見通しに関しましては、しっかりと達成してまいります。また、その中で、来期以降の大幅成長に向けた、戦略の加速を行ってまいります。通期業績見通しとしては、(売上収益が)1,502億円の、(営業利益が)130億円でございます。
連結損益計算書
それでは、連結決算の概要にまいります。
まず、売上収益です。前年(第3四半期累計)が657億円で、今期第3四半期累計が991億円となっております。
営業利益は、(前年第3四半期累計の)80億円から、今期第3四半期累計が81億円というかたちで、先行的に投資を行いました。こちらもまた、後ほどご説明差し上げます。
連結売上収益
連結売上収益です。前年同期の657億円から(今期は)991億円ということで、すでに前年通期の売上を上回っています。
連結売上収益(セグメント別)
セグメント別の連結売上収益です。こちらは、美容・健康関連事業が大幅に成長しているところが、おわかりいただけるかと思います。前年同期で、1.8倍(の成長)でございます。
売上高(RIZAP関連事業)
第3四半期の進捗に関して、RIZAP関連事業のご説明です。売上が投資(した分)にしっかりと返ってきておりまして、(前年同期の)59億円から四半期ベースで81億円と、過去最高を記録しております。1.37倍(の増加)というかたちで、大きく成長しております。
連結営業利益(第3四半期累計)
こちらでは、負ののれんの今期の内訳をお示ししていますが、それを除いても前年(対比で大きく成長しています)。我々のグループには、赤字も一緒に抱えて入ってきてもらっているわけです。そちらのところで、この負ののれんプラス分だけを乗せておりますが、それを引いても、前年対比で大きく成長しているところでございます。
これは、本業がそちらを賄っているということでございます。
先行投資等の明細(3Q累計)
それでは、(第3四半期までの)先行投資の70億円について、どういうことに使っていて、今現在はどういう状況なのかということを、お話しします。
まず1点目は、RIZAPに関係するボディメイク事業です。中心となっているものは、基本的に、広告宣伝費の前年対比での増加分になります。前年対比で、大きく積み増しております。
第1四半期で13.3億円、第2四半期で3.7億円、そして第3四半期で11.8億円というかたちで、9ヶ月間で約30億円弱を、大きく前年対比で積み上げております。これが今現在どのように入っているかは、後ほどご説明差し上げます。
2点目は、新規事業への先行投資です。これは、「RIZAP GOLF」を中心に、「RIZAP ENGLISH」、そしてその他の新規事業の営業損失になります。3Q累計で、24.6億円です。
営業損失で24.6億円の計上ということで、なかなか(表に)出せた数字ではないと思います。これが一体どう返ってきているか、そして今後どうなるかは、後ほどご説明差し上げます。
3点目は、M&Aの関連の投資等です。M&Aのデューデリを行うことや、またアドバイザリー関連費用などがございます。また、M&Aに関する損失……グループに入ってもらった(構造改革中の)会社の損失等を、足し合わせた感じになります。
我々は毎月、常時10件以上のデューデリを行っております。その中で厳選してグループに入ってもらうかたちで、財務デューデリ、ビジネスデューデリ、法務デューデリから、非常に多くの負荷がかかるんですが、そういったものに毎月投資を行いながら、今現在、M&Aを推進しているという状況でございます。
先行投資等の効果(1)ボディメイク事業①
それでは、そういう状況の中の、先行投資の効果のご説明です。
まず、ボディメイク事業の先行投資が、一体どういうかたちで返ってきているのかというところで、何点かご説明差し上げます。
「広告宣伝費をかけて、ボディメイク事業の成長はどうなんだ?」ということですけども、こちらは前年対比で、第1四半期で112パーセント・第2四半期で116パーセント・第3四半期で127パーセント、そして第4四半期で、さらに成長率が加速してまいります。
ボディメイクの事業だけを取っても、第4四半期は前年対比で大きく成長とその実績を、しっかりとお示し差し上げられると思います。
先行投資等の効果(1)ボディメイク事業②
またその中で、大きく生産性が向上しております。
ボディメイクの店舗あたりの売上・生産性が、さらに上がっております。1店舗あたりの売上が、前年対比で1.2倍になっております。
また、トレーナー1人あたりの売上が1.3倍になっております。こういうかたちで、固定費は変わらず売上が上がっている。そういうことであれば、固定費率は下がり、生産性が大きく向上しているということでございます。
先行投資等の効果(1)ボディメイク事業③
これはまた後ほど詳しくご説明差し上げますが、2万9,800円で、1年更新の健康管理のプログラムを受けていただくサービス(「ボディマネジメントプログラム」、BMP)が、スタートしております。こちらが非常に効果を発揮していて、利用者数が大きく増加しているところでございます。
こちらは(2017年)7月からスタートしているものになりますので、売上にその効果も反映されています。先ほどのボディメイクの売上も、第3四半期から前年対比の売上が加速度的に伸びてきている状況でございます。これは第4四半期でもしっかりと、その積み上げを実績として、証明させてもらえると思います。
先行投資等の効果(2)新規事業
2番目は、RIZAP GOLF・RIZAP ENGLISH、そしてその他の新規事業の営業損失ということでございます。(第3四半期までの)9ヶ月間で24.6億円を計上しておりますが、こちらが現在、どのように推移しているのかということで、ご説明差し上げます。
これは、中心がRIZAP GOLFになっておりますので、今回はRIZAP GOLFを抜き出して、お示ししております。後ほど、RIZAP ENGLISH等も簡単にご説明差し上げます。
まず、1年前の第3四半期に比べて、約6倍の売上成長をしています。
ただ、ご覧の通り、営業損失率は平均100パーセントを超えるようなかたちで、いろんなものに大きく投資しておりますので、(RIZAP GOLFの)初期投資としても、大きく伸ばすための投資を行っておりました。
ただ、これも後ほどまたご説明差し上げますが、こちらの生産性も大きく大きく改善しております。
収益性が改善しておりまして、営業損失率は第3四半期では売上は伸びているのにも関わらず、赤字幅が減少して営業損失率が20パーセントになっています。こちらは、第4四半期で損失が少なくなることによって、利益率が(改善されると想定しています)。これはやはり、本業のRIZAP等の利益を食っていましたので、こちらが改善するだけで、大きく営業利益が改善するというところでございます。
これは、まだスタートしてたった2年になりますが、すでに売上が、RIZAPの2割に迫るところまできております。
ですので、しっかりと我々も投資をしています。ただ単に投資しても効果がないものではなくて、たった2年になりますが、RIZAPに負けず劣らずの売上の進捗をしているというところで、RIZAPのすでに2割近くの売上を計上しているのが、GOLF事業になっております。
先行投資等の効果(3)M&A関連
また、その先行投資の中で、我々はM&A関連投資の負ののれんも計上しております。それと同時に、やはりそれを推進していく中で、それ(利益)だけを計上しているわけではなくて、赤字事業を中心にグループに入っておりますので、赤字も一緒に抱え込んでいるというのが、我々の会社でございます。
そちらもその中で、やはり厳選してM&Aを行っておりますので、常時10社以上のデューデリを行っている中で、販管費に計上される多大なコストがございます。また、アドバイザリー費用や、成約にかかるコストも販管費にかかってまいりますので、そちらは営業損失として計上されるわけですが、そちらも計算しますと、9ヶ月間で16.7億円となっております。
これもしっかりと、こちらが赤字だったものが黒字になるだけで、当たり前ですけど、業績は非常にプラスに働いてまいります。
もちろん、計画のところについて、進捗は遅れているもの等も後ほどご説明差し上げますが、遅れているものも含めて足し算・引き算して、前年対比で26億円ほど、プラスに改善しているということです。しっかりと進捗としては、マイナスなところももちろんございますが、そういったものも含めて改善していくところが、見てとれるのではないかと考えております。
連結営業利益の見通し①
営業利益は、第3四半期累計で81億円です。それに加えまして第4四半期で49億円の営業利益を出してまいりますが、どういうかたちで利益を出していくかの内訳を、このように書いております。
まず、ボディメイクの事業利益です。こちらの営業利益が、第3四半期対比で約倍増している進捗になっております。それが、まずは大きく1つでございます。
2点目に、先ほど申し上げましたRIZAP GOLF、RIZAP ENGLISH、新規事業の赤字幅が減少すること。これだけでも、損失が減るということは非常に大きなことでございますので、一番初めの青の81億円(2018年3月期3Q累計)からプラスした、大きなグラフでございます。そちらが、一番大きなポイントになります。
後ほどグループ会社からの説明もございますが、マルコやぱどといった会社は、第4四半期で(実績が固まっています)。例えば、マルコが前年に、3月だけで6億円を超える営業利益を計上していることがございました。
これは、過去の実績をご覧いただければご理解いただけると思うんですが、過去の実績としてもぱどであったり、マルコであったり、そういった会社も含めて、第4四半期に実績としても乗っております。進捗としても改善さらにされておりますので、しっかりとグループ会社の改善が、こちらの第4四半期でプラスされているのが、こちらの(グラフの)2点目の、「グループ会社の収益力の向上」になります。
最後、こちらの赤の(グラフの)ところは、そういった意味ではマイナスのところも今日発表差し上げました。ジーンズメイトやSDエンターテイメントです。
こちらが、想定より改善が遅れてしまっているところです。どういうかたちで今現在リカバリーを行っているかはご説明差し上げますが、こちらでマイナス約10億円ほどはマイナスに振れておりますので、こちらは本業でしっかりカバーして、利益の予算につきましてはしっかりと結果を出していくところで、こちらもカバーしていくところでございます。
その3点で我々が、今期しっかりと着地をした上で……ただ、今期は着地でしっかり利益を予算どおり出すことが目的ではありません。我々としては、先行投資は来年以降の大きな大きな成長を達成するために行っておりますので、来期の大幅な増収増益に、しっかりと実績を出していきたいと考えております。
連結営業利益の見通し②
そういう中で今期は、先行投資が大きくありました。第3四半期でも行いましたが、その中でもしっかりと達成していくところでございます。
連結営業利益(四半期ごとの推移)
営業利益としてはこのようなかたちで、第3四半期ベースで過去最高のところを、実績として出しているところでございます。
連結営業利益(セグメント別)
連結の営業利益に関しましては、ご覧のとおり、美容・健康関連が利益を成長で牽引している状況でございます。
連結貸借対照表
また、マルコ、イデアインターナショナルが約100億円の資本増強を行っております。我々は攻めるだけではなくて(健全性も担保していきます)純資産比率ですが、353億円で(資本比率が)27パーセントで、我々としては攻めながらもしっかりと、財務内容に関しましても健全性を担保していくところでございます。こちらはやはり、同時並行で、進めていきたいと考えております。
営業キャッシュフロー(四半期ごとの推移)
キャッシュフローです。キャッシュフローは、このようなトレンドをいつもやっておりますが、第3四半期に関しましては、RIZAPのキャンペーンを含めた自社割賦売上増加に伴いまして、増加しているところでございます。また、卸事業も増加しております。
マルコでは、後ほどご説明があると思いますが、「マルコクレジット」を導入いたしました。こちらもマルコの売上に大きく寄与したことではあるんですが、プラスでやはり割賦販売、売掛金が自社割賦でありますので、クレジットカード会社さんとの契約ではなくて、あくまでも自社割賦というかたちで、自社売掛金の自社の信用で行っております。売掛金は、単純に増加しているということでございます。
RIZAPに関しましても自社割賦を行っておりますので、4ヶ月の自社割賦に関しましては、返済期間が平均でございますので、そちらが売上が伸びず、マイナスに振れてくるという特徴がございます。
ただし、これは季節的な要因もありますので、第4四半期に関しましては、今現在の見通しとしては、四半期ベースで営業キャッシュフローのプラスも過去最高になる見通しでございます。
今期業績見通し
ということで、前期(の売上収益の)952億円が、今期は1,502億円、営業利益が(前期の)102億円から(今期は)130億円で進捗してまいります。
上場子会社8社の業績概況
グループ会社の経営状況についてご説明差し上げたいと思います。まず簡単に申し上げますと、前年同期比の2017年3月期の3Q累計に、こちらのグループ会社8社を足し合わせた営業損失が、16億円ございました。これが、我々のグループに入ってもらう前の、基本的に大きな赤字でございました。
いつも、やはり「負ののれん」と言われることがあるんですけど、これと一緒に営業損失もこういうかたちで……これは、単純な営業利益から損失が出てまいりますので、マイナスになっているものがプラスになるかどうかは、非常に重要なポイントになってくるわけです。進捗が遅れているのもございますが、結果として26億円の改善となっております。これは3Q累計なので、第4四半期はさらにこれが、プラスされていく状況になっております。
上場子会社8社の業績概況(3Q累計)
簡単に、(上場子会社を)マルコから一覧でまとめております。こちらを一つひとつ、ご説明差し上げたいと思います。
マルコ株式会社
マルコです。マルコはグループに入ってもらう前、11億9,700万円の赤字でございました。この(2017年3月期3Q累計の)6億1,700万円については、第2四半期が終わった時点で我々のグループに入ってもらいましたので、すでにこの効果が出始めているのが、前年の3Q累計になります。
実際、通期を通しましてマルコは常に黒字化しておりますので、半年間ぐらいで結果を出したということでございます。そういったものが、さらに(2018年3月期は)3億9,300万円で、もう3Q累計で改善しております。そしてマルコは、利益がほとんど第4四半期に利益が集中してまいりますので、第4四半期でしっかりと結果を出してまいります。
株式会社イデアインターナショナル
イデアインターナショナルに関しましても、過去最高の2Q累計になります。前年同期比で倍以上の(キッチン雑貨の)「BRUNO」、自社開発のプライベートブランド商品がヒットいたしまして、収益性が大幅に増加しているところでございます。
夢展望株式会社
夢展望に関しましても、前期に比べまして、1億2,300万円から6億4,100万円と、進捗でも多少遅れているのはございますが、このようなかたちで、大きく改善しているところでございます。
株式会社パスポート
パスポートです。パスポートに関しましても、前年度の3Q累計が3億7,600万円の赤字でございました。それが2億4,300万円(の黒字)と、大きく6億円ほど改善している状況でございます。これは、月を追うごとに一気に売上も上がっておりまして、収益性の改善がとくにグループの中でも大きいということが、見てとれる状況でございます。
収益性の改善が見込まれることに確信を持てましたので、来期以降は週に1店舗のペース、年間50店舗を出店することが決定しています。こちらのところは、一気に収益性の改善が見込まれて見通しがつきましたので、一気にこれからは売上利益を拡大していくところでございます。こちらは、今から前年対比の売上が常に上回っていることを、ぜひご期待いただけたらと思っています。
堀田丸正株式会社
堀田丸正です。こちらはグループ入ってもらってまだ1年も経たなくて、半年になりますので、(資料は)半年間の数字になりますが、こちらのところもそういった中では、堅調に推移しているという状況でございます。
株式会社ぱど
ぱどです。去年の3月からグループに入ってもらいました。ぱども、去年から第4四半期で利益が集中する会社だというのが、過去の実績として見て取れますので、過去の実績をご覧いただければと思うんですけれども。今期ももうすでに9ヶ月間で、このようなかたちで3億円程度改善されています。
通期に関しましては2億3,000万円の着地というかたちで、順調にこちらも推移しているところでございます。こちらのところも、実績としてお示しできると思います。
SDエンターテイメント株式会社
SDエンターテイメントです。こちらに関しましては、業態転換で不採算の店舗の撤退や、フィットネスへの業態転換を進めていますが、結果として進捗が遅れています。その結果、(通期の)営業利益が4億5,000万円の見込み額のところを、7,000万円に修正しています。こちらのところは、早急なリカバリー策が求められるということになりますので、これは本業のRIZAPを含めて、カバーしていかなくてはいけないところです。
遅れているものを一気に取り戻していくというのが、今現在求められている状況でございます。後ほどこちらは、(SDエンターテイメントの)社長から説明があると思います。
株式会社ジーンズメイト(1)
ジーンズメイトです。前年に比べては大きく改善しているんですが、(2017年2月期通期の)8億2,900万円から12ヶ月計算で、(決算期変更にあたり)今期は13.3ヶ月の変則決算になりますので、5億5,000万円のマイナスとなります。そして、12ヶ月で同等の基準に合わせますと、4億9,000万円のマイナスというかたちです。こちらのところは、改善に向けて確実に進捗はしていますが、想定に比べると大きく下振れています。
実際、そこは下振れのところが7億円ほど奮っていなかったことよりも、グループに入ってもらったのは去年の2月になりますけど、我々が想定した以上に8期連続の……8期、9期ですか。その赤字の中でたまっていた膿というか、そこの改善のところというのが、ちょっと想定以上に重いものがございました。
ですので、これは我々としては、残念ながら修正を出さざるをえないというかたちで、今回発表させてもらっています。ただし、足元のところの数字のところは、我々ももちろん、それでいいというわけではありません。実際、そういう中でも横ばいでただ単に赤字が続いているかというと、悪いながらも、大きく改善は見込まれています。前年までは、もうずっと毎年、売上が下がってきていましたので。
夏以降は、100パーセントを超える売上になってきています。ただ、それと同時にやはり(赤字の)膿がたまっていますので、そういったものの改善にかかるコストというのが、想定以上に大きく大きく負担としてのしかかってきていますので、それを今期中にすべて出しきってしまおうということで、今現在は動いています。
こちらの詳細につきましては、出し切った上で一番下の下限値の修正を出しています。それを加えて、株式会社ジーンズメイトと株式会社SDエンターテイメントを足して10億円以上のマイナスのところは、本業のRIZAP含めて、プラスでカバーしてまいりたいというかたちで思っています。
株式会社ジーンズメイト(2)
ただし来期以降の見通しとしては、ある程度改善のめどは立っていますので、こちらのところの来期以降の足元の修正は、月を追うごとに改善されてきています。
10月・11月・12月・1月は、連続で黒字を達成しています。2月・3月は多少の赤字は出ますが、その3ヶ月間連続の黒字というのは過去に出ていませんでしたので、足元としては収益性の改善は着実に進んでいることは、ご説明差し上げたいと思っています。後ほどこちらも、詳しくお話しできればと思います。
株式会社ビーアンドディー
また、新たなグループ入り企業の紹介です。経理(の都合)もございましたので、まだ発表していないところもございましたが、こちらで簡単にご紹介を差し上げます。まずこちらの、株式会社ビーアンドディーという会社です。サッカー・ランニングを中心としたアスリート向け・上級者向けのスポーツ用品の販売を行っている会社でございます。こちらのところをグループ化しています。
株式会社ジャパンゲートウェイ
また、株式会社ジャパンゲートウェイというと、やっぱりリテールに強いです。ヘアケア・ボディケア・フェイシャルケア商品の日用品雑貨などの商品を企画して、自社ブランドとして、商品を企画して販売・輸出している会社でございます。ドラッグストアに強みを持っています。
株式会社D&M
株式会社D&Mは、創業から100年以上が経つ会社ではありますが、日本代表選手等にも実績として使われている、サポーター等(の製造販売)を強みとした会社です。こちらをグループ化しています。
株式会社ご馳走屋惣兵衛
こちら(株式会社ご馳走屋惣兵衛)も、また詳しくご説明差し上げます。RIZAPはこれから、健康を軸にした食の分野に大きく進出してまいります。宅配弁当であったりとか、外食店舗の運営を行っています。基本的には宅配弁当が中心になりますが、そちらのところをRIZAPと連携して販売していくというところで、健康を軸にして商品を販売してまいります。後ほどこちらは、詳しくご説明差し上げます。
これまでの主なM&A案件
これまでの主なM&A案件というかたちで、列挙させていただいています。
M&A戦略について
M&A戦略について、今回は1番から4番まで出していますが。1番目は、「自己投資」関連の事業領域で、強みがあることです。
2番目は、「飛躍的成長」をグループの中でかけ算として、シナジーで実現可能性を持っているというところです。
3番目は、基本的に「同じ船に乗る」というかたちで、第三者割当増資を中心に、上場企業に関してはやらせてもらうとか、社長にもそのまま必ず残っていただくということを原則として、一緒になって経営再建を行っていくというところを、原則としています。
4番目は、「適正」な買収価格であるということです。
その中で、飛躍的な成長に向けてというかたちで、これからもM&Aはしっかりと加速してまいりたいと思っています。
そういう中で、我々非常に多くの案件をいただく中で、デューデリジェンスは常に10件以上行わさせてもらって、非常に厳選した中でグループ化をさせてもらっているという状況でございます。
グループ入り後の企業価値の向上
グループ入り後の企業価値というかたちで、我々が今まで資本投下したコストが167億円になっていますが、そこに対しての今現在の株価の時価総額が1,367億円というかたちで、8.2倍という企業価値の向上ができているところでございます。
RIZAP ~会員数
RIZAP関連事業の状況でございます。ボディメイク事業をご説明差し上げます。会員数は9.8万人を突破して、継続的に増加しているところでございます。
RIZAP関連事業 ~店舗数
また、1年ごとの店舗数の増加をやっていますが、前年対比でRIZAP関連事業としては、1.4倍まで店舗数が拡大しています。
RIZAP ~1店舗あたりの売上
またこちらは、RIZAPのボディメイクのところです。先ほどご説明差し上げましたトレーナーの生産性の向上というかたちで、1店舗あたりの売上が1.2倍ということです。
RIZAP ~トレーナーの1人あたりの売上高
そしてこれが、(トレーナーの)1人あたりの売上高が1.3倍というかたちで、売上高も生産性が向上(により大幅に増加)しています。
サテライト店舗の大型化
できるだけ、我々は固定費を増やしたくない中で、1店舗を大型化して、かつその固定費の中で生産性を上げていくというかたちで、かじを切っています。ですので、だいたい平均で4倍の大きさの大型物件に、店舗を乗り換える状況が続々と出てきています。小型店から大きく大型店に、同じ地域で大型店化を続々としている状況でございます。
オプションプログラムの充実
そういう中で、お客さまにより良いサービス・追加のサービスも含めて(充実させています)。このようなかたちで、有酸素運動であったり、セッションもさらに1週間に2回だけではなくて、3回・4回というかたちで、需要が非常に多く見込めることを確認できております。
1セッションの60分で物足りない方も非常に多くいらっしゃいましたので、そこはある程度一人ひとりに合わせてカスタマイズすることは必要なので、このようなかたちでプログラムを充実させています。
ボディマネジメントプログラム(BMP)
その中で、大きく我々の売上にこれから寄与していくサービスが、ボディマネジメントプログラムです。BMPと呼んでおります。2017年の7月からスタートした、継続プログラムになっております。
今まではRIZAPがスタートするまでは、1回5,000円とかそういったかたちで、トレーナーが1回ごとにトレーニングを提供しているというのが、過去のパーソナルトレーニングでございました。
そういった中で、やはり収益も安定しないかたちで、一般的には業務委託で雇用されているのが、今までの過去のパーソナルトレーナーの業界でした。
我々が、それをプログラム化してトレーニングに対して対価をいただくのではなくて、あくまでも理想の体と自信まで導いていくことによって、対価をいただくというかたちの2ヶ月のプログラムに変えたことで、雇用が安定して、今現在は約1,000名近くのトレーナーの正社員化を実現できております。
これから我々がいちばん力を入れていきたいと思っているのが、これからご説明差し上げるボディマネジメントプログラムでございます。
こちらは、2ヶ月という人生のワンポイントを、大きく将来に渡って健康管理を軸としたサービスで、サポートをしっかりと行っていくというのを、大きなポイントにしています。
RIZAPがスタートしたときの1回ごとの5,000円のそういったプログラムから、2ヵ月(のプログラム)。そして今回、生涯に渡っての健康を買い取るといったかたちで、生涯に渡ってのビジネスモデルで、大きく舵を切っていきたいと考えております。
収益モデルの変化 ~①BMP導入前
1つの例としてこれからご説明差し上げたいと思うんですが、過去(のプログラム)は2ヶ月間で終わっておりました。
例えば、2ヶ月間のプログラムの場合は29万8,000円です。1,000名の方にご入会いただけると、シンプルに捉えると2億9,800万円が、売上に計上されておりました。
収益モデルの変化 ~②BMP導入後
これが今現在のBMPでどう変わったかと言いますと、いちばん初めに1,000名の方にご入会いただいて、2億9,800万円の売上が計上されます(①)。
そして、BMPの申込者が82パーセントです。今現在は83パーセント~84パーセントで、さらに上がってきているんですが、82パーセントでおいております。
その場合、2万9,800円で1年ごとの更新制になりますので、計算すると820名の方に、そのプログラムをお申込いただいている状態になっております。
それが12ヶ月間ですので、計算すると2億9,300万円で、②のところでプラスオンされる状況になっております。
そしてそこから1年経ったときに……ここから先は仮説になりますけど、75パーセントの方にご更新いただけるんではないかということで、2万9,800円のところを615名の方に続けていただけるということで計算しますと、プラス2億2,000万円が上がってくる(③)。
そしてBMPの3年後、さらにそこから75パーセントの方からさらに60パーセントというかたちで、369名の方に続けていただいたと計算した場合は、12ヶ月で1億3,200万円がのってくる(④)。
最後にまた4年目になりますけど、さらにその中の半分185名の方に続けていただいたと計算すると、そこから6,600万円がのってくるというかたちです(⑤)。
大きくこちらのプログラムで収益性のところの改善で、今までは2億9,800万円で終わっていたものがこういうかたちで……これはシミュレーションももちろん入っていたわけですが、こういうかたちで計算しますと10億円となり、これから約3倍の長期化収益として、見込まれるというところでございます。これが第3四半期にも、すでに実績として出てきております。
それから、我々は大きくビジネスモデルとして、RIZAPは2ヶ月間のプログラム制として変えたものが、今度は生涯のプログラムに生まれ変わるということで、これがまた大きなある意味のパラダイムシフトになってくるんではないかなと。
パーソナルトレーナーというのが1回1回の計測性ではなくて、また2ヶ月間というかたちでRIZAPがある意味でのパラダイムシフトとして(存在して)、そこからまた自分たちでもう1回パラダイムシフトとして、パーソナルトレーナーが生涯に渡ってお客さまの健康管理に我々が寄与させてもらうというかたちで、ビジネスモデルを大きく自分たちの力で展開していきたいと考えております。
ボディマネジメントプログラムの利用者
BMPのご利用者数が、大きく順調に伸びているということでございます。
ボディマネジメントプログラムの申込率
こちらは、スタートしたときから非常に順調にいってたんですけども、初めは66.8パーセントの申込率でございました。それが今現在は84.8パーセントで、新規入会者数の8割以上の方がこのコースにお申込いただいているということで、大きく我々としては、これがしっかりと数字にも表れて、これから売上利益にも収益性として大きく貢献していくということの確信は持てているという状態です。
残存率(入会から1年後に継続しているお客様の割合)
ということで、ご利用いただいてから1年後に継続していただいているお客さまの割合です。
残存率というかたちで、2ヶ月のコースでございますが、たくさんのお客さまに今までもご利用いただいていたんですが、BMP開始後から、ここから曲線が大きく残存率が大きくこれからは変わってくるということを、ぜひご期待いただきたいと考えております。
RIZAPボディメイク × 法人事業(1:N)
次でございます。RIZAPのボディメイク × 法人事業です。
RIZAPはパーソナルトレーナーからスタートいたしましたが、それから大きく舵を切っております。研修のプログラムで企業に向けての健康管理プログラムを提供しております。
そしてその中で、トレーナーも出張型で一人ひとりに合わせたカスタマイズも含めて、プログラムを法人研修も含めてやっていくということでございます。
1対1から1対Nというかたちで、1対多数の方に対して、我々としてはサービスをこれから大きく広げてまいります。そこのマーケットには、大きな可能性があるというのは確信できました。
健康経営をめざす先進的な企業
すでに200社・10,000名以上の方に、研修プログラムをご活用いただいております。
こちらは我々としては大きくマーケットは実績としても……我々はお声かけを常にいただいている状況でございますので、こちらはクォーターベースで、数字としても今後はしっかりとアピールできるぐらいの数字になっていると確信しております。
RIZAPボディメイク 法人事業 ~売上高
というかたちで、こちらのところも6ヶ月間、去年の4、5、6月です。1Qから比べて、すでに1.5倍で4Qもさらに大きく曲線を描いているということで、進捗も非常に順調に推移しているということでございます。
RIZAPボディメイク ~海外店舗
2番目、海外事業でございます。今現在、好調につき、2017年12月に台湾に2店舗目の出店を行っております。今現在合計は5店舗になっております。
海外店舗の累計会員数
累計の会員数も、順調に伸びております。
RIZAPボディメイク ~海外店舗の売上推移
その中で、実際どうなっているのかというところをご説明差し上げたいと思うんですが、これは1年ごとの数字になります。
我々、広告を打っても、なかなか今まで広告の反響(のカスタマイズ)だけではなく……広告を打ってもなかなかお客さまの理解が進まなくて、成約に至らないであったりとか、広告の反響自体もちゃんとカスタマイズできてないというかたちで、レスポンスというか、そういったところもまだ購買圏になかったというのが、1年前から2年前になります。
今現在は、そういった中で我々としても理念というところから始まりまして、そこを徹底していく中でお客さま満足が一気に上がってきておりまして、そういう中でまたローカルトレーナーを責任者として任命を行いまして、広告のの買付も、一手に任せております。
そういう中でお客さまの紹介。広告に頼らないで紹介をいただくというケースが増えていることに加えて、広告の買付けの権限委譲等によって、広告の効果が最大化できる。投資対効果が非常に良く改善されているということで、広告宣伝費率は一気に7パーセントまで落ちております。
ですけれども、売上としては伸びてきているということで、収益性が一気に変わるフェーズに現在差しかかっているというのが、海外でございます。
RIZAPボディメイク ~海外店舗の状況
実際に収益性のところ、我々は、赤字を出しているのが営業損失率100パーセント以上の会社でございます。営業損失率は、多分300パーセントあるんですけれども。そういうかたちで第4四半期から300パーセントあったのが、一気にこちらの収益性が改善されておりまして、足元ではとんとんのレベルまできております。
この中でも、もちろんまだ拡大するにあたっての先行投資とか改善に対しての、もちろん投資をしている段階ではありますので、その投資をしている中で、とんとんのレベルまできております。
収益性としてはしっかりと黒字化して、将来的には利益にも貢献できると我々としては見込んでおりますので、これから大きく拡大に舵を切っていきたいと考えております。
RIZAPボディメイク ~海外店舗の拡大
具体的には今期末、あと1店舗出しますが、来期末に12店舗へ倍増いたします。海外店舗を倍増させる計画として、今現在動いているところでございます。
こちらのところも海外に舵を切り始めたというところで、ぜひご期待に応えたいと思います。
RIZAP GOLF ~会員数
その中で、RIZAP関連事業です。先ほど営業損失が25億円にのぼる営業損失を計上しているRIZAP関連事業で、それがじゃあどうやって売上・利益・収益のこれからの改善につながっていくのかというところを含めて、進捗をご説明差し上げたいと思います。
まずRIZAP GOLFです。会員数も急速に拡大しており、1年前に比べて5倍です。5倍の売上の会員数が増加しております。2年前にスタートした事業ではございますが、一気に成長しているところでございます。
RIZAP GOLF ~3Qまでの先行投資
10ヶ月間で店舗数は2.5倍。6店舗から15店舗に拡大しております。トレーナー数が50人から一気に160人です。RIZAPのボディメイクトレーナーは1,000名弱なんですが、それに比べてRIZAP GOLFのトレーナーは、すでに160名です。
10ヵ月間でやはり採用に関わるコストがかかります。自分たちで大会を催したりとかしながら、ヘッドハンティングしたりとか、ここに多大なコストを求人にかけたんですが、そちらも追いついてまいりましたので、トレーナー数も一気に160名まで10ヵ月間で、3.2倍の増加をしております。
こういうかたちで育成も済んできておりますので、これからは大きくプラスに舵を切りたいと考えております。
じゃあ、そういう中で先ほど赤字のところが、大きく改善してきたということで、なぜ改善していくかというのを、こちらの収益性等からお見せできるんではないかなということで、お見せしております。
RIZAP GOLF ~1店舗あたり売上推移
2017年の3月に比べて、1店舗から生み出される売上です。こちらが約3倍に増加しております。固定費は変わらずに売上は3倍になっている。ですので、当たり前ですけど、家賃比率は3分の1になって、固定費率は3分の1になっているということでございます。
RIZAP GOLF ~物販売上の推移
物販の売上も、これは我々の強みなんですけど。我々が自分たちで考えて、やはり仕入れというかたちでやりますと、7かけとか8かけとかも普通にある状況だと思うんですが、我々が自社のオリジナル版を自分たちで開発をする、そういった強みもできるんです。
商品開発部を持っておりますので、今現在はグローバルSPAとしてすべて内製化をしていく。自分たちの中で販売・開発、場合によっては製造まで行っていくということで、収益性を高めていくという我々の強みを、これから行っていきたいと思っています。
自社開発商品が絶好調というかたちで、こちらも売上に大きく寄与しているところでございます。
RIZAP GOLF 売上/営業利益推移
ということで、売上はこのようなかたちでRIZAP GOLFは、1年前に比べて5.8倍まで上がっています。ですが、その中で営業損失は100パーセントを超える営業損失から、一気に20パーセントで大きく改善しているところでございます。
これは収益性のところ、広告宣伝から生み出される売上であったりとか、一人あたりのトレーナーから生み出される売上と、そして1店舗から生み出される売上等と、非常に収益性・生産性が改善しております。
それが大きく、これは実は1Q・2Qはさらに順番待ちが出てしまって、ミスマッチというか、お客さまから非常に多くの反響をいただいていたんですが、なかなか売上につなげられなかったというか、お待ちいただいているのは2ヶ月・3ヶ月とかもあって、結果として広告宣伝費をちょっと無駄に使ってしまったというのが反省でございました。
そちらも、やっとオペレーションレベルもついてきておりまして、大きく収益性が改善されているということで、こういったRIZAP GOLFであったりRIZAP ENGLISHとかであったり、いろんなものが改善されただけで、営業利益率というのは大きくグループで単純に合算しても、通期は30億円以上のインパクトが、ただ単にとんとんになっただけでもございます。
これは来期はそういった意味では、最低でもとんとんレベルまでは持っていきたいと考えております。
RIZAP ENGLISH ~セッション数
次にRIZAP ENGLISHです。
先ほどのRIZAP GOLFというのは、RIZAPのボディメイクの売上の20パーセントに迫る売上にもなっておりますが、RIZAP ENGLISHはまだ6パーセント・7パーセントぐらいではございます。ただ、成長率は大きく、RIZAP GOLF・RIZAPに負けず劣らず、こちらも成長しているところでございます。
セッション数も1年前に比べて約6.2倍となっております。ですので、売上もそこに近しい売上の成長となっております。こちらも後ほどご説明します。
RIZAP ENGLISH ~3Qまでの先行投資
店舗数は4店舗。そしてこれも我々のところでの、RIZAP GOLFも自社開発商品でしたけど、RIZAP ENGLISHもテキストを内製化であったりとか、そういったもので商品群をすべて我々は内製化して賄っております。こちらもやはり、スタートした当時はなかなか開発までの時間というのはかかりますので、どうしても仕入れだったり、そういったもので収益性は最大化できないんですが、今現在すべて内製化していくことによって、収益性が大きく改善されているところでございます。
RIZAP ENGLISH ~トレーナー 1人あたりの売上高
RIZAP ENGLISHのトレーナです。こちらも1年前の3Qに比べまして、一人あたりの売上が倍増しているということでございます。ということは、逆に考えると人件費率が半分になっているということでございます。ですので、利益は向上して生産性が向上しているということは見てとれると思います。
RIZAP ENGLISH ~1店舗あたり売上
また、こちらも固定費率の廃止でございます。1店舗あたりの売上が1年前に比べて3.7倍になっております。ですので、これは家賃比率が3.7分の1になっているということでございます。
家賃比率ももちろんそのままで、比率も大きく改善しているということでございます。
RIZAP ENGLISH 売上/営業利益推移
という中で、これは営業損失です。RIZAP ENGLISHは営業損失ですけど、当たり前ですけど、それが改善しているというところで大きくこれは、上のグラフのところ売上は6.1倍になっているわけです。
1年前に比べて、RIZAP GOLFに負けず劣らず大きな成長で、1年間で6倍になっているわけなんですけれども、その中で売上が伸びながらも赤字幅が大きく改善されているということでございます。
営業損失率は大きく、3Qもまだ投資は行っているんですけれども、58パーセントとなっておりまして、4Qはさらに損失が減少するということで、先ほどいちばん初めにご説明差し上げました通り、4Qの利益に大きく、ある意味損失が減少するということで、貢献してくれるということでございます。
こちらも来期には、大きくしっかりと投資がついてきている状況でございますので、これからは売上・利益に貢献してもらいたいと思っております。
RIZAP COOK ~3Qまでの先行投資
RIZAP COOKをスタートしております。
こちら合計4店舗で、店舗を拡大しております。こちらも先行投資を行った段階ですが、今現在こちらも手応えがございますので、店舗として拡大していく状況でございます。
RIZAP COOK ~売上の推移
売上も、1Qの6ヵ月間で3倍になっているという状況でございます。
2019年3月期計画①
という中で、我々は、今期の話は予算として利益をしっかり130億円達成して当たり前だと思っております。
その中で、我々投資していく中で、どういうかたちで来期を見ているのかというと、RIZAP関連事業全体として150パーセント以上の売上の成長までは持っていくということで、今現在そのために先行投資をしている状況でございます。
これをしっかりと来期に達成していくために「COMMIT 2020」のプロセスはしっかりと確実に達成してまいりますので、成長していく見込みでございます。
2019年3月期計画②
その内訳としては、これは簡単な内訳になるんですが、RIZAP GOLFの売上は今期に比べて倍増させます。店舗数も、4月から6月で出店数を10店舗というかたちで、3ヶ月間で10店舗、10日間で1店舗のスピードで店舗を拡大してまいります。
一気にRIZAP GOLF店舗数を倍増させると。上期に集中して倍増させる計画で動きます。RIZAP ENGLISHに関しましては、売上高は今期の3倍増というかたちで計画をしています。
4~6月で3店舗というかたちで、こちらは1つずつ様子を見ながらになるんですが、今現在の収益性であればいけるということで、まずは4~6月の中で決定しているものとしては3店舗ということで、それ以上を出店していくということで、確実に行っていきます。
またその他新規事業等もございますけど、そういった中で1つずつ実績として投資期間が、投資から収益のプラスに、今分岐のところに差し掛かっていますので、そちらをしっかりとRIZAPを成長させる中で、こういうかたちで関連事業も続々と成長させてまいりたいと考えています。
RIZAPグループ ~中期経営計画「COMMIT2020」
最後になります。さらなる成長に向けてということで、RIZAPグループの3,000億円の中から、今期はこのようなかたちで達成してまいります。ですね。その中で3,000億円のところの2021年の着地の予想というかたちで、このようなかたちで書いています。
RIZAP事業の飛躍的成長に向けて
RIZAPの事業の飛躍的な成長に向けてということで、これから力を入れて短期的に、できれば3年間の中で力を入れていることの、2大成長分野への本格進出開始を、ご説明差し上げたいと思います。1つがSports、1つがFoodでございます。2つとも大きな大きなマーケットでございます。
スポーツ分野の市場動向
RIZAP × Sportsから、ご説明差し上げます。
これ政府の目標というかたちになるんですが、今現在2012年では5.5兆円だったものを、2025年までには15兆円というかたちで、オリンピックに向けてこの市場は活発化するということが、大きな国の方針としても掲げられています。
我々先ほどB&Dであったりとか、そういったところでグループに入ってもらう中で、これからは続々と連携シナジーを効かせていく中でスポーツの分野でも大きくかじを切っていきたいというかたちで、これからは1つずつ今後順次いろんなものが進んでいますので、ぜひそちらも楽しみにお待ちいただきたいと思っています。
RIZAPの取り組み
今現在の進捗で発表できることとしてはいくつかございます。ボディメイクを通して、その中で多くのトップアスリートを今現在支援はしています。
RIZAP×Sportsの新たなキーワード
RIZAP × Sports、新たなキーワードです。「Sports × Technology」というかたちで、今までのスポーツというのは属人的で、やはりやり方が非常に抽象的で、その汎用性であったり再現性が非常に難しかったというものを、テクノロジーによってすべてを定量化していくと、数値化していくということによって、再現性を持たせていくということを1つのキーワードにしています。
Sports × Technology ~第一弾
その中で第一弾、「RIZAP GOLF」。これを先日発表しています。
2018年2月6日 記者会見
「RIZAP GOLF LESSON System」というかたちでソニー株式会社さんと合同開発を行っています。
ソニー株式会社さんの先端テクノロジーに、RIZAPの9万8,000人からなるデータの蓄積。こちらをかけ合わせたメソッドというかたちで、動き出しています。ゴルフであれば、例えばプロが、アイアンが開いているかどうかとか、そういうのも非常に抽象的なかたちだったりとか。ちゃんと上がっているか上がっていないかとかいうのも、非常に感覚的なものがどうしてもあったと思うんですが。
2018年4月1日より RIZAP GOLFのサービスが進化
これをちゃんと数値化・定量化することによって、正確に測ることによって、改善がしっかりと再現性を持って説明できると。今現在どれくらい改善しているのかであったりとか、どういうふうに何と何が結びついて、今現在このような状況になっているかというのを可視化して数値化することによって、再現性を確保するということで。これは4月1日から「RIZAP GOLF」でスタートしてまいります。
RIZAP GOLF LESSON System
というかたちで、ゴルフネットワークさんとの連携も、こちらのところは、現在アマチュアゴルファー100万人スコアデータをゴルフネットワークさんが持っていますので、そこと連携して、我々としては拡大を見込んでおります。
IoT技術の活用により お客様のあらゆるデータを収集/蓄積
そういう中で、我々IoT技術の活用をしていきます。まずお客さま自体を、今現在どうなっているかということを知っていかないと、ソリューション、解決策というのは、提供できていかないと。ラウンドスコアに始まって、スイングデータであったりとか。これRIZAPでボディメイクもそうなんですけど、体組成データ・3Dボディのデータとか、筋電図・呼吸であったりとか、バイタルデータですね。
そういったものを組み合わせながらビッグデータを蓄積していく中で、ソリューション、解決策を我々としては提示していくということに移行してまいります。
ビッグデータ/AI をもとに お客様のあらゆる自己実現をサポート
というかたちでビッグデータ/AIをもとに、お客さまのあらゆる自己実現をこれからサポートしてまいります。
広がる 「Sports × Technology」
そういったかたちで、「Sports × Technology」が広がってまいります。
プロスポーツショップB&D①
それでグループに入ってもらった、プロスポーツショップB&D。こちらで利用者の動きを3次元で推測・検知して、その中で適正なお客さまの運動能力を正確に測定して、適正のある種目を判定できるということで、こちらのサービスをスタートしています。
プロスポーツショップB&D②
こういったかたちで、非常に狭いスペースになっていますが、お客さまの身体的能力を正確に可視化して、適正な運動の種目、そういったものを提案できるというかたちです。
こういった分析等が今現在、いろんなサービスをこれから増やしていくというかたちで動いています。
プロスポーツショップB&D③
幼少期からスポーツを知って、スポーツをより楽しくなるというかたちで、まずお子さまの適正、そういったものを知っていただきながら、お子さまのスポーツであったり、身体的能力をどう向上させていけばいいか。そういったことも提案していくということになっています。
RIZAPがめざすもの
「Sports × Technology」でスポーツの目標達成にコミットとしています。新たな楽しみ方を知って、スポーツを生涯楽しめる人生に、導かせていただきます。
フード分野の市場動向
RIZAP×Foodというかたちで、今現在低糖質が……RIZAPもある程度もしかしたら寄与しているかもしれませんが。低糖質の市場が、2013年に比べて1.5倍にまで広がっています。3,500億円の市場が広がっています。
①RIZAPボディメイク
今までのそういう中でRIZAPの食の取り組みというのは、9万8,000人のお客さまの毎食3,000万食以上の経過の管理です。
②東京大学等の大学/医療機関との連携
その中でお客さまの食と、健康というかたちで運動。そういったものを組み合わせながら、東京大学を始め、研究を今現在連携して進めているところでございます。
③健康×食に関する書籍の発売
続々と健康食であったり、レシピに関する書籍も出版しています。
④RIZAPの低糖質食「LOCA-Labo」
低糖質のフードも通販で販売しているかたちで、RIZAPで販売していると。こちらのところも大きく、1年前の4月に比べて3.4倍というかたちで大きく急拡大しています。
デリバリー弁当「ご馳走屋惣兵衛」
デリバリー弁当です。こちらは、グループに入ってもらった会社を通しまして、これから広げていきたいと思うんですが。
中食の市場動向
主に我々がターゲットにしていきたいのは、中食です。そちらのマーケットを大きく売り出していきたいと思うんですが、中食の市場自体は、他のマーケットは微増していることに比べて1.2倍と、大きく伸びているのが現状になります。
その市場が大きく伸びている中で、知見とノウハウを活かして、食分野に本格的に進出してまいります。
RIZAPの新たな挑戦 ~第1弾
その第1弾で、今日夕方に発表させてもらったんですが、タイガー魔法瓶のタイガーさんとRIZAPの低糖質米プログラムというかたちです。よくコーヒーとかでもご自宅で簡単に飲めるとか、そういったものもあると思うんですけど、我々は低糖質に特化したかたちで、米ですね。今まで炭水化物・糖質と言われているものを、1つずつ定義を変えていきたいというかたちで、今現在、3月下旬よりスタートしてまいります。
お米でダイエットにコミット
デンプンを中心にして、食べてみても非常に、今までのマンナンとかそういったものに比べて、非常に米に近い質感を開発に成功しております。その中で糖質は約半分に抑えられるという中で、食の常識・低糖質食の常識を変えていきたいということで、我々が食の分野でタイガーさんと一緒になって、我々も独占販売をさせてもらいますが、スタートをしてまいります。
低糖質のダイエットの常識を変えるということで、約50パーセントオフした低糖質米です。デンプンを中心としたお米から、それに対して一般の、もちろん炊飯もできますが、加えてデンプンを中心としたお米の炊飯をしっかりと行える調理器をセットで販売して、基本的にはお米を中心に、定期的にご利用いただくことのプログラムとしてスタートしてまいります。
RIZAP低糖質米プログラム(仮称)
これはプログラムですので、定期配送サービスであったり、RIZAPの管理栄養士のサポートであったりとか、RIZAPの食事管理アプリとの連携であったり、そういったものをプログラムとしてスタートしてまいります。単純に物をただ売るだけではなくて、あくまでもRIZAPはプログラムとしてソリューションを提供してまいりますので、そういったものをスタートしているということでございます。
RIZAPの新たな挑戦 ~第2弾
そういう中で、ビジネスパーソンのヘルシーランチ改革ということで、第2弾がスタートしてまいります。
今までのビジネスランチ ~悩み
今までのビジネスランチです。そちらの悩みはこういったかたちでございました。
RIZAPのランチ改革①
ランチ改革というかたちで、グループに入ってもらった会社と連携して、2ヶ月のダイエットコースであったり、美容/健康コースであったり、食欲満足コースということで、基本的には低糖質食を中心としながらも、そういった美容であったりとか食の満足、筋力の増強。そういったものを、食を中心に変えていただくということです。
これもお弁当自身が780円とか、そんなに無理のないかたちです。こういった会社にグループに入ってもらったことで、非常に原価率を抑えながら、宅配のルートを持っておりますので、企業に対して提案できる。
RIZAPのランチ改革②
ということで、お客さまにあった課題解決型のお弁当を提案してまいります。あくまでもお弁当をただ売ることには関心がございません。あくまでもソリューションプログラムを提供していくかたちで、これから提供してまいります。ランチ改革というかたちで推進してまいります。
RIZAPのランチ改革③
法人の研修プログラムに加えまして、社員さまの意識改革、健康経営に寄与していくということで、推進してまいります。
選べる2つのビジネスモデル
ビジネスモデルです。こちらのところを、簡単にお示し差し上げております。
今後の展開
自治体・企業から1対nという多数の中で、シニア市場、宅配市場、一般流通市場にも広げていきます。ランチの宅配弁当からすべての食事に対しても、大きく今後は展開していくところを広げていく状況でございます。
Food × 画像解析(フードアナライザー)
フードアナライザーで、このテクノロジーを組み合わせたものを一緒にやっていきます。毎日の食事の糖質やカロリー量が、自動的に可視化できます。
Food × AI = パーソナライズ
その可視化できる中で、AIが自動的にお客さまの体質や体重などに合った、フルカスタマイズの余地を提供していくことであったりとかです。
2大成長分野への戦略的投資の方針
そういったものを通して、話を長くなってしまいましたが、食とスポーツ。この2つを2018年から2019年にかけて、大きく先行的に投資を行ってまいります。
2大成長分野の事業規模目標
その中で、我々としては3年間。3年後に、食とスポーツの分野です。フードはあくまでも、健康を軸にしたものになりますが、それを3年間で売上高1,000億円以上を達成してまいります。そういったところで、事業の今の目標というかたちで、計画を出させてもらっております。
株主優待制度について
株主さまの3月の株主優待を、150品目から300品目に大きく向上させています。
グループ各社の株主優待制度
優待を大きく拡充、グループに入ってもらうたびにグループ商品を追加しておりますので、どんどん優待が魅力的になって、一般の投資家の方々も非常に楽しんでいただけるような、そういった株主優待制度というかたちで確立していきたいと考えております。
株主優待の優待利回りは、こちらに一覧になっているとおりでございます。
2018年3月期第3四半期 決算ハイライト
自己投資産業グローバルナンバーワンの実現に向けてということで、最後の締めくくりになりますが、売上の収益は6期連続増収、営業利益は5期連続の増益を達成いたしました。2番、RIZAP関連事業の成長、グループ会社の再建が今現在進展しております。
通期業績の見通しを達成を行った上で、来期に、RIZAP関連事業の大幅な増収……1.5倍の成長を達成してまいります。そして4番目に、スポーツ・フード分野の戦略的投資によって、3年後売上高1,000億円以上を実現してまいります。
RIZAPグループ ~中期経営計画「COMMIT2020」
COMMIT 2020を、確実に達成してまいります。
RIZAPグループのビジョン
自己実現の自己投資産業を、我々のビジョンの中で、グローバルナンバーワンを掲げて、達成していきます。
自己投資産業のポテンシャル
国内で7兆円、グローバルでは50兆円で、自己投資産業、我々は見込んでおりますが、こちらのマーケットにおいて、大きく舵を切っていくということでございます。
すべての人が自分自身の価値を実感できる人生を送るために
すべての人が自分自身の価値を実感できる人生を送るために、我々はこれからも大きく、企業としても攻めに攻めていきたいとは思っています。
その中でもしっかりと1つずつ、お約束した数字も減るところもありますけど、しっかり穴埋めをしながら達成して、確実に大きくこれから成長できるようにがんばってまいりたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
以上です。ありがとうございました。