コロナ明けでますます働き方の多様化がすすむ今日。ご自身のキャリアを見つめなおし、年収アップを目指す計画を立てている人も多いでしょう。

さて、一般のビジネスパーソンの「年収」。毎月の「給料・手当」と、勤務先の決算期末などのタイミングで支払われる「ボーナス(賞与)」をあわせて年間収入(年収)とするのが一般的な考え方でしょう。

では、その年収、どのくらいの金額をどのくらいの人が手にしているのでしょうか。

そして、私たちの年収は今後、上昇していく可能性はあるのでしょうか。過去から見てきて上昇してきたのでしょうか。

今回は、国税庁の開示資料をもとに、詳細を確認していきます。

1. 【男女計】年収800万円超~900万円以下の人は、全サラリーマンの何パーセント?

2023年9月に国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態調査統計」によると、2022年の給与所得者の総数は5077万6000人。

そのうち年収800万円超~900万円以下の給与所得者の人数は167万5000人。これは全給与所得者のうちの3.3%に当たります。また、全給与所得者の上位10.9%に含まれる年収レンジです。 

給与階級別給与所得者数・構成割合

男女別に見ると、「年収800万円超~900万円以下」の男性給与所得者は146万1000人、男性給与所得者の5.0%を占め、その上位16.8%に含まれる層です。

これを女性のみに絞ると、「年収800万円超~900万円以下」の女性給与取得者は21万5000人。女性給与所得者の1.0%にあたり、女性給与所得者の上位3.1%に含まれる層です。

2. 日本の給与所得者の平均年収は今後、上昇していくのか

最近では、岸田新政権下では「賃金アップ」が話題となっています。

今後、私たちの賃金は上がっていくのでしょうか。過去8年の推移についても目を向けてみましょう。

平成26年(2014年)に平均年収が420万円であったものが、令和4年(2022年)に457万円ですから、8年で37万円上昇です。

8年間の中でも、令和2年(2020年)から令和4年(2022年)の2年間での平均年収が22万円上昇し、伸び率が大きくなりつつあることが伺えます。

3. まとめにかえて

ここまで、給与所得者全体における、一定の年収幅の比率についてみていきました。

今回取り上げた年収800万円超~900万円以下の給与所得者の人数は167万5000人。これは全給与所得者のうちの3.3%を占め、その上位10.9%に含まれる年収ゾーンでした。

男女別に見ると、「年収800万円超~900万円以下」の男性給与所得者は146万1000人、男性給与所得者の5.0%を占め、その上位16.8%に含まれます。

これを女性のみに絞ると、女性給与取得者は21万5000人。女性給与所得者の1.0%にあたり、女性給与所得者の上位3.1%に含まれる層です。

給与所得者全体の平均年収、そして過去の推移についても俯瞰しましたが、過去8年間での推移の中でも、直近3年間の年収の伸び率が高いことが伺えました。

今後、政府の政策としてどのようなアクションが出てくるでしょうか。「新しいNISA」も始動した2024年。国民の年収や資産運用に注目していきたいところです。

参考資料