iDeCoを始めてよかったこと・困ったことって?

節税効果が高いことや老後資金を自分で準備できることが評価され、iDeCo(個人型確定拠出年金)を始める人も増えてきました。しかし、iDeCoを始めるにはまだ不安がたくさんあるという人も多いと思います。今回は、iDeCoを実際に始めた人に聞いた「iDeCoを始めてよかったこと」と「iDeCoを始めて困ったこと」についてご紹介します。

iDeCoを始めてよかったことって?

まずはiDeCoを始めてみてよかった、と感じることから見ていきましょう。iDeCoのポイントである節税効果や、iDeCoそのものの制度趣旨への共感がメインとなっています。

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やっぱり節税効果が高いのはいい!

拠出時、運用時、受取時と3段階で非課税の恩恵を受けられる高い節税効果を評価する人が多かったです。iDeCoは老後資金のために、将来のためにという目的で始めるものですが、同じ目的で預金をしていても非課税の恩恵は受けられません。預金の利息に対しては20.315%の税金がかかり、否が応でも税金を支払わなければならないですよね。そう考えると、老後の資金づくりを目的にしているのであればiDeCoで資産形成したほうがおトクであると言えます。

将来のお金のことを考えるきっかけになった

iDeCoという制度自体に対する評価というよりは、iDeCoへの加入を通じて老後のための資産形成と向き合うきっかけができたという意見もありました。毎日忙しくて、なかなか自分の老後資金のことまで考えられないという人も多いと思います。しかし、そんな中でiDeCoに加入するという1つのイベントを通じて、老後資金はどれくらいあったら足りるのだろうか、老後はどんな生活をしたいだろうか、どのくらい年金が受け取れるのだろうかということを調べて、知ることができるのであれば、非常に有意義ですよね。

自分で運用商品を選択できるのがいい

公的年金とは違い、自分で運用できるところを評価する声も多く聞かれました。特に、投資に詳しい人や自分のお金を人に預けたくないという人は、自分で運用商品を選べるところにメリットを感じているようです。自分の大事なお金ですから自分で運用したいと思うの当然ですし、自分で選んだほうが納得感がありますよね。

iDeCoを始めて困ったことって?

次はiDeCoを始めて困ったことについて見ておきましょう。

加入手続きがよくわからなかった

今回お話を伺った中で、最も多かった不満がこちらでした。加入手続きが煩雑で、書いてあることの意味がよくわからない、どう書けばいいのかわからない、と何から何までよくわからず、あきらめてしまったという人もいました。確かに、iDeCoの書類はわかりづらい点も多くあります。不備があると書類が戻ってきてしまうため、詳しい人に聞いたりコールセンターに記入方法を確認したりして手続きを済ませることをオススメします。

加入手続きに時間がかかった

iDeCoは加入手続きに時間がかかるというのも、かなり多い不満でした。証券会社からの案内にも、「手続き完了まで約1~2カ月かかります」と記載されていることが多いのですが、それ以上に待たされたというケースもあったようです。また、前述したように書類に不備などがあればその分また手続きが遅れてしまい、掛金の拠出を開始したのは書類を返送してから2~3カ月も後になったというケースも多いようですね。

運用商品の選び方がよくわからない

これまで投資とは縁遠かった、という人に多かったのが「運用商品がよくわからない」という問題です。運用商品が自分で選べることを喜ぶ人もいれば、戸惑う人もいます。しかし、いずれにせよ自分で運用商品を選ばなければならないため、何もわからないうちは元本確保型の運用商品に、少しずつ慣れてきて投資信託のしくみがわかるようになってきたら収益重視型の商品にもお金を振り分けてみるというのも一つの手ですよ。

まとめ

いかがでしたか。iDeCoのメリットばかり聞いていると素晴らしい制度だと思うかもしれませんが、その一方で非課税の恩恵を受けるため、私的年金という位置づけであるがために手続きが煩雑で時間がかかるというデメリットもあります。不安にはなると思いますが、少し気長に手続きが終わるのを待って、その間に運用商品の勉強をしてみるのはいかがでしょうか。

 

>>楽天証券のiDeCoについて詳しくみる(初心者でも厳選ファンドから選びやすい)

>>SBI証券のiDeCoについて詳しくみる(品揃え抜群。選べるファンドが多い)

LIMO編集部

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LIMO編集部は、日本生命やフィデリティ投信で証券アナリストやポートフォリオマネージャーであった泉田良輔を中心に、国内外大手金融機関勤務経験、ビジネスネットメディア運営経験者や大手ファッション誌や雑誌の元編集長、学習参考書などの書籍校閲・校正経験者、またWebマーケティングスペシャリストなどが編集や執筆作業を行い、運営をしています。沿革としては、LIMOの前身である投信1(トウシンワン)は個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディア運営経験者等を中心に立ち上げました。サブスクリプションモデルで一定の成功を収めていたLongineですが、グループ内で新サービスを展開ることとなり、多くの読者の声に惜しまれながらLongineのサービス自体は2020年3月に終了となりました。Longine編集部メンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。