冬の多肉植物は紅葉するものもあれば、冬にどんどん生長したり、逆に寒さから身を守るためにギュッと身を縮めたりと、寒い季節ならではのさまざまな変化が楽しめます。

気温が高い地域生まれの多肉植物は、寒い日本では冬越し対策も必要。今回は多肉植物を無事に冬越しさせるコツや、寒さに強いオススメ品種を参考価格とともに紹介します。

1. 多肉植物の生育型による分類

多肉植物

多肉植物の寄せ植え。ピンクや緑、黄緑など様々な色合いがある。形状もロケット状やつぶつぶしたものがある。

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1.1 冬型(生育適温:5~20度)

冬に活発に生長し、気温が上がる春~夏にかけては休眠、秋になると生育を開始するタイプ。基本的に寒さを好みますが、厳冬期の強い冷え込みは苦手という品種もあります。

1.2 春秋型(生育適温:10~25度)

春や秋の穏やかな気候に生長し、夏や冬は品種によって、生育が緩慢になったり休眠したりというタイプ。寒くなると紅葉するものもあります。

1.3 夏型(生育適温:15~35度)

夏に大きく生長し、秋はゆっくりした生育ペースに。冬は休眠して、春になると生育をスタートするタイプ。寒さが苦手なので冬は室内で育てます。