3. 新NISAを始めるには証券口座が必要
新NISAを新たに始めるには証券口座の開設が必要です。
証券口座は証券会社や銀行で開設できます。ただし、銀行は株式などの購入ができないため、より多くの資産種類から投資対象を選びたい人は証券会社での口座開設がおすすめです。
いまはインターネットで口座開設の申し込みができる場合も多いので、ぜひ金融機関のHPから手続きをおこなってみてください。
4. つみたてNISA・一般NISAをしていた人は新NISA口座が自動で開設される
2023年末までにつみたてNISA・一般NISA口座を保有していた人は、同じ金融機関に自動で新NISA口座が開設されます。
そのため、新NISAを始めるにあたって特別な手続きは不要です。また、つみたてNISAの積立設定はそのまま新NISAに引き継がれます。
5. 新NISAは少額でも充分な効果が見込める
新NISAを始めようか迷っている人の中には、投資金額が少額では意味がないのではないかと思っている人もいるかもしれません。
ただし、新NISAは少額でも長く続ければ充分な効果が期待できます。例えば、月5000円の積立投資を続けた場合の資産評価額の推移は以下のとおりです。なお、運用利回りは年率3%を前提とします。
5.1 月5000円の積立投資をした場合の資産評価額
【経過年数:資産評価額(元本部分)】
- 5年:32万円(30万円)
- 10年:70万円(60万円)
- 15年:113万円(90万円)
- 20年:164万円(120万円)
- 25年:223万円(150万円)
- 30年:291万円(180万円)
- 35年:371万円(210万円)
- 40年:463万円(240万円)
*投資の運用利回りは年率3%で計算
毎月5000円の積立投資を40年間続ければ、463万円の資産を築くことが可能です。元本部分は240万円のため、投資により223万円も資産が増えています。
少額の投資でも、充分な効果が見込めることがわかるでしょう。
もちろん運用利回りがどうなるかはわかりませんが、年率3%は決して難しい数字ではありません。
6. できるだけ早く資産運用を始めよう
新NISAは2024年2月以降も、いつでも始めることが可能です。
ただし、資産をできるだけ増やしたい人は、少しでも早くから新NISAを始めましょう。ぜひ、証券口座の申し込みを検討してみてください。
参考資料
苛原 寛