3. フジの育て方
3.1 栽培環境
日当たりがよくないと花数が減ってしまうので、明るい日なたに植えましょう。水はけがよく保水性の高い土壌を好みます。地植えのほかに鉢植えでも栽培可能です。
3.2 水やり
タップリと水を欲しがるので、水切れには気をつけましょう。地植えの場合は基本的には水やりする必要はありませんが、夏の高温期や晴天が続いて乾燥しているときは十分に与えましょう。
3.3 肥料
肥沃な土壌を好むので、年に1回寒肥として有機質肥料を施します。窒素が多い肥料は葉が茂って花が咲きにくくなるので、リン酸やカリウムを多めに与えるのがオススメです。
3.4 病害虫
かかりやすい病気は枝や幹に大きなこぶができるこぶ病で、梅雨から夏にかけて多発します。見つけ次第こぶを削り取って、切り口には殺菌剤を塗っておくとよいでしょう。
発生しやすい害虫はフジノキクイムシ・コガネムシ・カイガラムシなど。発見したら早めに駆除しましょう。
3.5 剪定
フジの剪定は花が咲いたあとの5~6月にかけて。樹形を整えるためと翌年の花付きをよくするために剪定は欠かせません。
地面から伸びるツルは「ヤゴ」と呼ばれ、放置すると栄養が取られて花芽が付きにくくなるため、根元から切り取りましょう。