3. 入っていた商品も「偽物」だった
ペペロンチーノさんは投稿に続ける形で、届いた荷物に関する情報もポストしました。
届いた荷物であるフェラーリのキーは「過去最高のパチモノ」だったそうです。写真を見ると、電池の代わりにナットが入っている事がわかります……。
虫と同時に届いた「偽物の商品」。ポストには「トウモロコシやデンプンでできた緩衝材は、虫の大好物ですね…」「海外からの荷物はすぐにばらして、外に出しておかないと家が壊れる」といった声が寄せられ賑わっています。
アメリカから購入した部品の箱に入っていたクッション材なんだけど
— ペペロンチーノ (@c39vw) January 14, 2024
よく見たらクッション材の中に謎の虫が大量に潜んでた💦
外来種ってこんな感じでやって来るんか😰 pic.twitter.com/rt1CSKV32G
4. 個人輸入でかかる関税と、免税されるケース
大きな話題となった、アメリカから届いたクッション材。ここからは、個人輸入をする際の関税について紹介します。
個人が自身の個人的な使用のために輸入する貨物の場合、海外小売価格に0.6をかけた金額分の関税が発生します。
なお課税対象額が1万円以下の場合は、関税が免除される仕組みとなっています(酒税、たばこ税・たばこ特別消費税を除く。革製のバッグ、パンスト・タイツ、手袋・履物、スキー靴、ニット製衣類などは、個人的なギフトとして居住者に贈られたものである場合を除き免除されない)。
よって、商品の小売価格が1万6666.6(以下切捨)円までであれば、課税対象額が1万円以下となるため、関税が免除される計算となります。
5. 過去にはヒアリ生息地からの輸入に関し、環境省から注意喚起された事例も
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「アメリカから届いたクッション材に混入していた虫」を紹介しました。
ちなみに、過去には環境省より「ヒアリ生息地からの輸入品」の扱いに関して事業者に注意喚起がなされた事例もあるようです。確認された国内への移入経路の多くは、中国を出港又は経由したコンテナに由来するものでしたが、過去には梱包材にヒアリが付着していた事例も発生していたとのことで、荷物の梱包材への注意も呼びかけられました。
「荷物に虫が潜んでいる事例」があることも覚えておきたいですね。
参考資料
小野田 裕太