LIMOが2023年02月にお届けした記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2023年02月12日)
動物園で発生した「迷惑行為」への注意喚起に注目が集まっています。
投稿したのは、岡山県岡山市にある池田動物園のツイッターアカウント。
当ツイートは2023年2月10日時点で5000件を超えるリツイートがされ、「信じられない」「ショックですね」といった具合に、悲しむ人からのコメントが寄せられています。
※ツイート写真は【写真4枚】をご参照ください
※今回紹介するツイートは、投稿者様の許可を頂いております。
ビリビリに破れたパンフレットとおもちゃ
「【動物園からのお願い】2月1日、クモザル舎に動物園のパンフレットとおもちゃが入れられていました。パンフレットは、クモザルたちに粉々にされていました。幸いクモザルたちは誤飲していませんでしたが、もし食べてしまっていたら、最悪の場合死んでしまうかもしれません」というコメントともに投稿されたのは、クモザル舎で起きた迷惑行為についての写真。
よく見ると、ビリビリになったパンプレットやおもちゃが散らかっているのが分かります。
さらに続けて、「普段はマナーの良い方ばかりで滅多にこのようなことはないのですが、流石に今回は度が過ぎた行動だと判断しました。動物園の動物は、職員が管理していますが、お客さんの協力も必要です。マナーを守って頂き、お互い気持ちよく過ごして頂きたいです。 よろしくお願いします」と注意喚起がされました。
クモザルの体調に変わりはないか聞いてみた
池田動物園で発生した「迷惑行為」。
気になるクモザルの健康状態について池田動物園に問い合わせをしたところ、「状態は特に変化はないです」との回答がありました。元気に過ごしているようで一安心ですね。
もし、檻の中や近くに投げ込まれた物を発見した場合は、「スタッフへ報告してください」とのこと。利用客が不用意に近づくと事故につながる可能性もあります。
池田動物園の中でもやんちゃなクモザル
今回被害にあったクモザルは、正式にはジェフロイクモザルと呼ばれ、池田動物園で一番活発な動物だそうです。生息地は、南メキシコ~ブラジル、ボリビア。野生は森林に生息しており、20頭前後の群れを作ることが多いそうです。
体長は40~60cm、体重は約6kgと小柄で、寿命は約40年。樹上生活をしフックのように手を使って木々の間を高速移動することから、親指が退化したと言われています。また尾先の先端に毛がなく、代わりに尾紋と呼ばれる紋が入っており物をつかむことができるのも特徴です。
池田動物園には8頭のクモザルが飼育されており、器用な尻尾でエサを掴んでいる様子を見られることもあるようです。
ルールを守り、良い関係を築く
今回は池田動物園で発生した「迷惑行為」と、クモザルたちの状態について紹介しました。
動物と触れ合える施設は全国にたくさんあります。
ルールを守り、施設側と利用客が良い関係を築くことが大切ではないでしょうか。
参考資料
小野田 裕太