LIMOが2023年01月にお届けした記事から、注目の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2023年01月30日)
2023年が幕開けし、約1ヶ月が経過しました。
1月20日には2023年度の年金額が公表されましたが、プラス改定になったものの物価上昇にまでは追いつけず、実質目減りとなる見通しです。
とはいえ、現在のシニアがいくらの年金を受給しているのか、あまりご存知ないという方もいるのではないでしょうか。
年金は、今回発表があったように毎年改定されます。これにより、年齢によって受給額に差が出やすくなっています。
今回は、シニアのうち「80歳~89歳」にフォーカスをあて、厚生年金と国民年金をいくら受給しているのか見ていきましょう。
1. 「80~89歳」が受給する厚生年金と国民年金
公的年金には「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」があります。
国民年金には日本に住む20~60歳未満の全員が加入し、さらに上乗せとして、会社員や公務員等の第2号被保険者が厚生年金に加入します。
このように加入者の性質が異なるため、両者は水準が異なります。80歳~89歳の年金額を知りたい場合、国民年金と厚生年金に分けて確認することが必要になります。