「公務員」とは国や地方自治体のために働く職員のことであり、一度は聞いたことがある職種の一つです。

公務員と聞くと「お給料が安定している」「充実した休日・休暇制度」「退職金が充実しておる」というイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。

ここ最近では退職金がない企業が増加しており、退職金の有無で就職先や転職先を選択する方もいます。
では、今回は「公務員の退職金」について焦点を当てお話をしていきます。

退職金は老後生活を送る上では大切な収入源の一つです。


「公務員は2000万円以上の退職金が貰える」という声を耳にすることがあるかと思いますが、公務員の実際の退職金について、最新の統計から紹介していきます。

1. 国家公務員と地方公務員

公務員は、国や自治体に勤務し、営利を目的とせず社会作りを仕事としている人を指し、「国家公務員」と「地方公務員」にわかれます。

2022年度現在、335万3000人のうち、国家公務員は約58万9000人で17.6%を占めています。


地方公務員の場合は、勤務する都道府県や市町村によって給与水準や退職金が異なるため、今回は国家公務員の退職金についてみていきましょう。

平均は余裕で1000万円を超えるのでしょうか。