3. つみたてNISAで投資した商品は別で運用を続けられる
新NISAが始まりましたが、2023年までにつみたてNISAで購入した商品は20年間非課税で運用が可能です。
そのため、急いで売却する必要はありません。例えば、つみたてNISA口座で2023年に購入した商品は2042年末まで非課税で運用が可能です。
また、2022年につみたてNISA口座で購入した商品の非課税期間は2041年末までとなります。
4. 新NISAで資産形成を始めよう
新NISAは、よりお得に資産形成ができる制度です。
非課税期間も無期限のため、老後資金の準備にも向いています。例えば、年利3%で20年間積立投資を続けた場合の、毎月の積立金額ごとの資産評価額は以下のとおりです。
4.1 積立金額別の20年後の資産評価額
積立金額 20年後の資産評価額(元本部分)
- 月1万円 328万円(240万円)
- 月2万円 657万円(480万円)
- 月3万円 985万円(720万円)
- 月5万円 1642万円(1200万円)
- 月7万円 2298万円(1680万円)
- 月10万円 3283万円(2400万円)
*運用利率は年利3%とする。非課税となるのは元本1800万円の部分まで。
毎月3万円の積立で20年後に1000万円近くの老後資金を用意できます。
また、毎月7万円を積立投資すれば、2298万円もの資産を用意することが可能です。元本は1680万円のため、新NISAでの投資により618万円も資産が増えていることになります。
上記のシミュレーションは年率3%での運用を前提としていますが、過去の統計からすると決して難しい数字ではありません。
新NISAでの投資がまだの方は、資産運用を検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
苛原 寛