2. 【30歳代・ひとり世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。
2.1 【30歳代・ひとり世帯】の貯蓄100万円未満の割合
- 27.4%
2.2 【30歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:741万円
- 中央値:270万円
貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄100万円未満は27.4%。
平均は700万円を超え、中央値は250万円を超えました。
3. 2024年は新NISAスタートの年!
これまで30歳代・ひとり世帯の「貯蓄100万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。具体的な貯蓄額を決めていくうえで参考になるところはあったでしょうか。
結婚や不動産の購入など、これからライフステージの変化が考えられる30歳代。いまから確実に貯蓄を貯めていくには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つとなります。
2024年は新NISAスタートの年でもありますので、貯蓄の一部に新NISA制度を利用して積立投資をはじめるのも選択肢の一つとなるでしょう。ぜひこれを機に検討してみてはいかがでしょうか。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
3.1 【ご参考】20歳代・ひとり世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 金融資産非保有:32.4%
- 100万円未満:18.5%
- 100~200万円未満:8.6%
- 200~300万円未満:5.6%
- 300~400万円未満:5.2%
- 400~500万円未満:2.5%
- 500~700万円未満:7.1%
- 700~1000万円未満:3.7%
- 1000~1500万円未満:4.6%
- 1500~2000万円未満:3.7%
- 2000~3000万円未満:2.5%
- 3000万円以上:2.8%
参考資料
中沢 新