2. 【30歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか

次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。

2.1 【30歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円~3000万円未満の割合

  • 5.1%

2.2 【30歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円以上の割合

  • 7.9%

2.3 【30歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:697万円
  • 中央値:390万円

貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄2000万円以上は7.9%。

平均は600万円を超え、中央値は350万円を超えました。

3. 準富裕層を目指して30歳代のうちからコツコツと

これまで30歳代・二人以上世帯の「貯蓄2000万円~3000万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。

確実に貯蓄を貯めていくには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つとなります。2024年は新NISAスタートの年でもありますので、検討しみるのもよいでしょう。

30歳代のうちからコツコツと積み重ねていけば、自分たちが60歳代になる頃には「貯蓄5000万円~1億円未満」の準富裕層を目指すことも十分可能です。

いまからできることを着実に積み上げていきましょう。
 

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。

3.1 【ご参考】30歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 金融資産非保有:23.9%
  • 100万円未満:13.4%
  • 100~200万円未満:10.3%
  • 200~300万円未満:6.9%
  • 300~400万円未満:6.3%
  • 400~500万円未満:3.5%
  • 500~700万円未満:9.4%
  • 700~1000万円未満:7.3%
  • 1000~1500万円未満:6.6%
  • 1500~2000万円未満:3.5%
  • 2000~3000万円未満:3.9%
  • 3000万円以上:2.2%

参考資料

中沢 新