4. 自分でつくる老後資金は「取り組みやすいスタイル」で
「誰でもカンタンにできる、自分でつくる老後資金の作り方」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?
「預貯金」「つみたてNISA」「iDeCo」「個人年金」
今はお金を貯めるのに色々な方法がありますが、上記であげた方法は全て「お金を貯める」ということに対して適切な方法だと言えます。
しかし、注意したいのはこれらの方法が人によって向き不向きがあるということです。
では実際に、これら3つの方法がどのような人に向いているのかを、カンタンに説明していきたいと思います。
預貯金
- 特徴:基本的には元本が保証されるが、低金利のご時世、受取る利息はごくわずか。まとまった老後資金を作るには、毎月の積立額を多く設定必要がある。
- 向いている人:毎月まとまった金額を貯蓄に回せる余裕があるものの、資産運用(投資)には抵抗感を持っている
つみたてNISA
- 特徴:毎月少額から(※証券会社によってはポイントで)の投資が可能。運用資産を途中解約して、そのお金をいつでも引き出すことができる。ただし、運用商品が比較的リスクを抑えた商品に限定されているため、積極的に資産運用を行いたい人は、やや物足りなさを覚える可能性も。
- 向いている人:試しに投資を始めてみたい人や、運用資産を引き出す予定がある人など
iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)
- 特徴:掛金が全額所得控除になるため、節税メリットを受けながら資産運用が可能。ただし60歳までは引き出し制限がある
- 向いている人:万一のときにすぐに引き出せる余裕資金が既にあり、かつ節税しながら資産運用をしたい人
個人年金
- 特徴:万一の死亡保障や介護保障に備えながらの資産運用が可能。ただし途中解約すると元本割れが生じる
- 向いている人:子どもや配偶者がおり、万一の保障に備えながら長期運用で老後に備えたい人
いかがでしょう。皆さん、この中に何となく「これがいいかな?」というものはありましたか?1月は暮らしやお金まわりを整えるには絶好のタイミング。まずは情報収集から始めてみましょう。
参考資料
鶴田 綾