2. 働けないリスクに備える保障
おひとりさまに必要な保障2つ目は、働けないリスクに備える保障です。
病気やけがで長期間働けない場合、収入がなくなることで貯蓄が枯渇し生活費を賄えないリスクがあります。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査【単身世帯調査】(令和4年)」によると、単身世帯の貯蓄額の中央値は以下のとおりです。
2.1 【単身世帯】20歳代~50歳代の貯蓄額の中央値
- 20歳代 20万円
- 30歳代 75万円
- 40歳代 53万円
- 50歳代 53万円
20~50歳代のどの年代においても、貯蓄額の中央値は100万円におよびません。そのため、数か月収入がなくなると、貯蓄が枯渇してしまいます。
そこで検討したいのが「就業不能保険」です。病気やけがなどで働けなくなった場合に、継続して保険金を受け取れます。そのため、就業不能による収入減の補填が可能です。
ただし、会社員は健康保険や労災保険により、病気やけがなどで働けなくなった場合でも一定金額の保障を受けられます。
会社員が就業不能保険への加入を検討する際は、健康保険や労災保険の保障内容を理解したうえで必要となる保険金額を設定しましょう。