3. 老後に向けて早めに準備を

これまで60歳代・二人以上世帯の「貯蓄700万円~1000万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。

調査結果から、「貯蓄が十分にできている世帯」と「貯蓄ができていない世帯」の間で二極化が進行している実態が浮かび上がりました。

今の日本では年金だけでは生活が難しくなってきており、早めに老後に向けた計画を立てることが重要です。

まずは、自身の将来の年金受給額を確認するために、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で情報を得るといいでしょう。

また、今年から始まる新NISAの活用も、資産形成の方法の一つです。

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

ただ、資産運用となればリスクがあるので、事前の情報収集が大切です。

これを機に、ご自身にとって最適な貯蓄方法について考えてみてはいかがでしょうか。

3.1 【ご参考】60歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 金融資産非保有:20.8%
  • 100万円未満:6.1%
  • 100~200万円未満:5.5%
  • 200~300万円未満:3.3%
  • 300~400万円未満:3.2%
  • 400~500万円未満:3.4%
  • 500~700万円未満:5.3%
  • 700~1000万円未満:6.1%
  • 1000~1500万円未満:8.6%
  • 1500~2000万円未満:5.7%
  • 2000~3000万円未満:8.8%
  • 3000万円以上:20.3%

参考資料

齊藤 慧