厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、2023年12月時点での国民年金の平均受給額は5万円台、厚生年金は14万円台となっています。

現代の少子高齢化社会では、年金だけで生計を立てることがますます困難になると予測されます。これは単身者だけでなく、夫婦でも同様でしょう。

年金に頼るだけでなく「貯蓄」も極めて重要です。

貯蓄目標を設定する際に有益なのは、同年代の貯蓄状況を把握することです。同世代の人々がどれくらいの貯蓄があるかを知ることで、具体的な貯蓄目標を明確に設定することができるでしょう。

そこで今回は、金融広報中央委員会のデータをもとに、70歳代の単身世帯の貯蓄状況を見ていきます。