2024年が幕を開けました。
かつては老後2000万円問題が注目を集め「老後の資金に2000万円も貯蓄できないのではないか」と不安になった人もいるのではないでしょうか。
一方で、十分な老後資金を準備している世帯も存在します。給与や預貯金、資産運用などの金銭事情は家庭や個人によって大きく異なりますが、その中でも現代のシニア層の貯蓄状況は気になるところですよね。
そこで今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、70歳代・ひとり世帯の貯蓄額をみていきましょう。
1. 【70歳代・ひとり世帯】貯蓄200万円~300万円未満は何パーセントか
70歳代・ひとり世帯で「貯蓄」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、70歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【70歳代・ひとり世帯】の貯蓄200万円~300万円未満の割合
- 4.2%
1.2 【70歳代・ひとり世帯】の貯蓄300万円未満の割合
- 41.7%
1.3 【70歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1433万円
- 中央値:485万円
貯蓄200万円~300万円未満は1割未満、貯蓄300万円未満でみると約4割となりました。