4. 献血事業の収入と支出について
ここからは、献血事業の収入総額と支出総額について紹介します。
献血血液が輸血を必要とする患者のもとへ届けられるまでには、献血会場(献血ルーム、献血バスなど)の設備、献血に使用する採血針や血液バッグなどの器具、血液の検査・製品化、医療機関への供給など多くの費用がかかります。
2022年の収入総額は、約1659億円。そのうちの88.4%(約1467億円)は、輸血用血液製剤が占めています。支出総額は、約1637億円。献血推進・受入、採血業務、検査業務など、さまざまな出費がかかるそう。
5. 患者が安心して輸血を受けられるように
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「献血の記念品」を紹介しました。
@LION_IPtechさんは記念品の投稿と併せて「冬場は特に血液在庫が不足するため、協力をお願いいたします」と献血への呼びかけも行いました。
体重制限で献血を断られた経験がある人も、成分採血なら可能な場合が多いようです。
献血は、3日以内に出血を伴う歯科治療をした方や、4週間以内に海外から帰国した方、1カ月以内にピアスの穴をあけた方などは「ご遠慮ください」とアナウンスされています。興味がある方は事前にチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
小野田 裕太