冬の定番花といえば、パンジーやビオラ、クリスマスローズ、シクラメンなどが挙げられます。冬は開花する植物が少なくなりますが、個性的で美しい花々が多く、冬ガーデンをオシャレに演出することができます。

定番花は既に育てている方は、別の種類の植物を植えてみるのもおすすめ。いつもとは違う雰囲気を楽しめますよ。

そこで今回は定番以外で育ててみたい植物を紹介します。さっそくみていきましょう。

1. 定番じゃないけど育てたい!オシャレな多年草、一年草、低木おすすめ7選

1.1 ラナンキュラス

IchirouTsumori/istockphoto.com

ラナンキュラスは幾重にも重なった花弁がオシャレな球根植物。近年は植えっぱなしでも栽培できる「ラックスシリーズ」に注目が集まっています。

強健な性質で花つきが良く、次々に開花します。オシャレ花色も見逃せません。※参考価格:400~700円前後(3号ポット苗)

1.2 アネモネ

Wut_Moppie/istockphoto.com

美しい花色が特徴のアネモネは冬から春にかけて開花する多年草。一重咲き、八重咲きなどがあり、オリエンタルな雰囲気も感じられます。

植えっぱなしでも生育が可能ですが、夏の高温多湿が苦手です。水はけのよい場所で育てて、うまく夏越ししましょう。※参考価格:400~700円前後(3号ポット苗)

1.3 カレンデュラ

Wut_Moppie/shutterstock.com

イエローやオレンジの明るい花色が春らしいカレンデュラ。キク科の植物で、比較的栽培が容易です。初心者も育てやすいでしょう。

オシャレな花色の品種も作出されており、他の植物とも組み合わせて寄せ植えを楽しむのもおすすめです。※参考価格:200~500円前後(3号ポット苗)

1.4 スノードロップ

Partsey Galyna/shutterstock.com

球根植物のスロードロップはホワイトの花が美しい多年草。透き通るような花色が冬景色に映え、清楚で可憐な花姿を楽しめます。

球根は植えっぱなしでも育てることができます。高温や乾燥が苦手なので、夏の管理には注意が必要です。※参考価格:500円前後(3号ポット苗)

1.5 セントポーリア

ileana_bt/shutterstock.com

小花が可愛らしいセントポーリアは室内栽培向きの多年草。美しい花色だけでなく佇まいが大人っぽく、愛好家が多い植物です。

やや育て方が難しいため、ガーデニング初心者は難しいかもしれません。一方、園芸品種が大変多いので、自分の好みの品種を見つける楽しさもあります。※参考価格:700~1000円前後(3号ポット苗)

1.6 ジゴペタラム

Natalia van D/shutterstock.com

ラン科のなかでも、やや小ぶりなジゴペタラム。パープルの花色がとてもオシャレで大人っぽい雰囲気です。

冬の間は日当たりのよい窓辺などが栽培に適しています。乾燥しないように水やりをこまめにおこないましょう。※参考価格:3000円前後(3号鉢)

1.7 ジンチョウゲ

shepherdsatellite/shutterstock.com

三大香木のひとつであるジンチョウゲは香りが楽しめる常緑低木です。開花期は2~4月までで、春の訪れを告げるかのように美しい花が咲きほこります。

移植が苦手なので、基本的に植え替えは行いません。株が小さいうちは可能ですが、連作障害に気をつけましょう。※参考価格:1000~3000円(3号ポット苗)

1.8 ロウバイ

ikwc_exps/shutterstock.com

冬に、ロウ細工のような光沢のある花を咲かせるロウバイ。12~2月に開花し、黄色の花からは香りが漂います。お正月の枝ものとして販売されることもあります。

花色はイエローカラーが定番ですが、同じロウバイ科の「クロバナロウバイ」などもあります。ダークレッドの花色が美しく、開花は晩春です。※参考価格:700~1000円前後(3号ポット苗)

2. 殺風景な冬庭が個性派フラワーでときめく!

今回は定番以外で育ててみたい植物を紹介しました。

初めて育てる植物は育て方などがわからない場合もありますが、ワンシーズン育てることができれば、翌年からの管理がラクになります。

特に多年草は数年間生長するので、お世話のコツをつかめば長く楽しめます。球根植物などは植えっぱなしでも育てられる植物を選ぶと、世話もラクになりますよ。

植物が少なくなる冬の庭は何かと殺風景になりがち。ご紹介した個性派フラワーたちでときめく庭を作ってみてはいかがでしょうか。

LIMO編集部