ほとんどの植物が休眠期に入る1月。
寒さが厳しいとガーデニングするのもおっくうになりがちですが、天気のよい日には庭の様子を見て回ることも大切です。
今回は1月にやっておきたい草花とバラのお手入れを紹介します。1月に咲く花も、参考価格とともに見ていきましょう。
1. 【1月の草花】お手入れポイント
1.1 防寒対策
12月までに作業できなかった場合は、できるだけ早めに防寒対策を済ませておくことが必要です。近年の環境の変化により、温暖な地域でも突然積雪になることがあります。
寒さに弱い植物はもちろん、耐寒性が強い品種であっても、念のため防寒対策をしておくと安心。天気予報をチェックして、寒くなりそうなときは寒冷紗などをかけておくとよいでしょう。
急激な冷え込みで土の水分が凍り、霜柱で根が持ち上がってしまうことも。地面に腐葉土などを敷いてマルチングしておくと根や新芽を守る効果があります。
1.2 寒肥
寒肥とは根の生育が休止する冬の間に施し、1年間植物が生育するための基本となる肥料のこと。休眠期に与えるので、根が肥料焼けする心配もありません。
寒肥に適しているのは油粕や牛ふん、鶏ふんなどの有機肥料。冬の間にゆっくり分解され、春の芽吹きの頃には活力の源となってくれます。