「働く母親は寄り道をすれば『母親失格』といわれるのに、どうして父親は……!」
「共働きなんだから家事ぐらいしてほしい」
「そもそも何のための働き方改革?」

などというように、育児や家事に関した不公平を唱える声、「子どもを産みやすい社会」「女性が活躍する社会」などの働き方改革の本質に言及する声などが多いようです。

たとえ社会で働き方改革が推進されていても、家庭で意識されていないなら、現状は変わりません。

副業や勉強の時間にする?

解決策としては、理想的には夫婦間で一度話し合うのがベストでしょう。家事の担当を決める、お互いに1人の時間をつくれるようにする、といった「分担」を中心とする対策などが考えられます。

また、特に今年度の厚生省のガイドラインでは、「副業」「兼業」を推進する方針を示しています。やはり育児・家事をするのは難しいという方は、こうした「波」に乗って副業をしたり、スキルアップのための勉強時間にしたり、といった有効な時間の使い方に変えるやり方もあるかもしれません。

いずれにせよ、フラリーマンの「居場所がなくてフラフラしている時間」を、本人はもちろん、家族、社会にとってもっと有効に使うために、何か妙案が出てくることを祈りたいところです。

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