2. 毎月「1万円・2万円・3万円」の積立投資で資産はいくらになるか
新NISAのつみたて投資枠で投資信託を毎月購入した場合、どれくらい資産は増えるのでしょうか。月「1万円・2万円・3万円」の積立投資をした場合で資産評価額の推移をシミュレーションしてみましょう。
なお、運用利回りは年率3%を前提とします。シミュレーションの結果は、以下のとおりです。
2.1 【積立金額別】年利3%で積立投資を続けた場合の資産評価額の推移
毎月の投資額 10年後 20年後 30年後
- 1万円 139万7000円(120万円) 328万3000円(240万円) 582万7000円(360万円)
- 2万円 279万4000円(240万円) 656万6000円(480万円) 1165万4000円(720万円)
- 3万円 419万2000円(360万円) 984万9000円(720万円) 1748万2000円(1080万円)
*()内は元本部分
毎月1万円の積立投資で、30年後には582万7000円もの資産を築くことが可能です。元本部分は360万円のため、投資により222万7000円も資産が増えます。
また、投資額を毎月3万円にすれば、30年後に用意できる資産額は1748万2000円です。かなり高額な資産を用意できます。毎月の投資額は少額でも、長期間継続すれば大きな効果があることがわかるでしょう。
3. 運用利回りによって資産額は大きく変動する
さきほどのシミュレーションは年率3%での運用を前提としましたが、実際の運用において利回りは事前にわかりません。そのため、運用利回りによってどれくらい資産額に差が生じるのかを把握しておくことが重要です。
毎月3万円の積立投資を30年間続けた場合の資産評価額を、運用利回り別に確認してみましょう。シミュレーションの結果は以下のとおりです。