1. Q.32歳・会社員の独身男性です。貯蓄の半分で投資をしていますが日々の価格変動が怖いです。投資の割合はどれくらいがいいのでしょうか?
「貯蓄の約半分を投資信託や株式といったリスク資産で運用しているのですが、価格変動が気になって、将来的には安心なのかもしれないですが、1日1日の価格変動に対する心配が強い状況です。
リスクにどれだけ抗体があるか、といった個人要素も多いにあると思うのですが、総資産のうちどのくらいの割合を投資に回すべきか、何か目安などはあるのでしょうか?」(32歳会社員男性)
1.1 A. 月収の3~6カ月程度を預貯金で貯めたら状況や性格、年代に合わせた割合を考えましょう
貯蓄の約半分をすでに投資信託や株式で運用しているという相談者さん。
将来のために運用をはじめたものの、価格変動への心配が強いとのことです。
特に投資をはじめたばかりの方ほど、1日の値動きに敏感になりがちでしょう。今はスマートフォンなどですぐに情報を調べることもできますから、余計に気になるものです。
投資を始める際には、月収の3~6カ月分程度の預貯金が貯まったら、その後はご自身の状況や年代、性格に合わせた投資割合と投資方法、投資期間を検討されることをおすすめします。
たとえば32歳で会社員であり、独身の相談者さんであれば、年代も若く今後働ける期間も長いと考えられるため、ある程度リスクをとった運用もできるでしょう。
ただし性格によって、預貯金と投資の割合が5対5がいいか、それとも7対3がいいかなどは変わるものです。
相談者さんの場合、1日1日の価格変動に対するご心配も強いですので、現状は約半分のところをしばらくは預貯金を貯めるなどして預貯金6対投資4、次第に7対3へとしていき、ストレスの大きすぎない資産運用を目指すといいでしょう。