「仕事と割り切れない」Z世代が退職・転職を考える場面
社内環境が合わなかったのかも? どんな意見を持っているのか調査
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価値観が違うと言われやすいZ世代。最終的には人それぞれであるものの、傾向による差異を感じている人が多いと考えられます。特に忘年会や新年会など、コミュニケーションが活発になる時期は、違いが堅調に表れやすいですよね。
採用担当や経営者を中心に、「なぜ退職してしまったのか?」「転職をしてしまったのか?」を検討する際に、各世代の傾向を掴んだり、社内環境を見直したりするところから始まるのではないでしょうか。
そこで今回は、26歳までの有職者を対象に、「仕事のため」と割り切れないことを確認。2023年12月1日に実施された日本インフォーメーション株式会社の調査や2023年11月20日に実施された株式会社ライボの調査を参考に、実態を探っていきます。
1. プライベートの時間を割いて「仕事の付き合い」をすること
1.1 「仕事のため」で割り切れないと回答した人の意見
筆者がZ世代に「仕事でも割り切れないこと」を聞いたところ、職場コミュニケーションで話題になることがある「飲みニケーション」を筆頭に、プライベート時間へのシビアな意見が見られます。
「飲み会で上司の機嫌をとるとか、全く意味が分からないです。自分のご機嫌は自分で取ってくださいと思ってしまいます」(25歳・女性)
- 「会社より家族が優先なのは当たり前ですし、仕事に関係が無いことに関しては時間を費やす義務はないと思っています」(26歳・男性)
- 「行きたい人はいけばいいし、行きたくない人を強制的に行かせるのは大問題だと考えています」(24歳・女性)
飲み会が好き、上司とプライベートで遊ぶのが好きなど、気持ちがマッチしていたら問題がないはず。実際に「飲めるとわかったらあちこち連れて行ってもらっているけれど、お金がかからないから嬉しい」という声もあります。
執筆者
1996年生まれ。昭和女子大学卒業。検索技術者検定3級、栄養士、中学校教諭一種免許状(国語)、高等学校教諭一種免許状(国語)、高等学校教諭一種免許状(書道)、司書、司書教諭、NEALリーダー、SNSマーケティング検定、古物査定士資格を所有。昭和女子大学在学中は、株式会社早川書房のプロジェクトに参加。株式会社フジテレビジョンのホウドウキョク、株式会社虎の穴でインターンを経験。また、公益財団法人私立大学情報教育協会が実施する産学連携事業「社会スタディ」で優秀賞を受賞、公益財団法人昭和池田記念財団が実施・文部科学省が後援する「学生論文昭和池田賞」で優秀賞を受賞。古物査定士、検索技術者検定3級、司書、司書教諭、SNSマーケティング検定資格所有。大学卒業後はフリーランスとして、株式会社マーケットエンタープライズ「高く売れるドットコム」、「おいくら」においてポケモンカードや遊戯王カードなどのトレーディングカード記事や時計、トヨタ車・日産車・スバル車などの車記事を執筆やディレクションするほか、着物や骨董品の専門買取店等で買取記事を執筆など。株式会社鈴甲子においては、HPや商品紹介文作成、五月人形分野で内閣総理大臣特別賞を受賞・経済産業大臣指定伝統工芸士として認定されている「鈴甲子雄山」のブログや一次産業・二次産業(BtoB)に従事する職人など、職人の知識を言語化・記事。コラムは、株式会社小学館「Suit-woman」や株式会社アシロ「MISYU」など。昭和女子大学在学中は、株式会社早川書房のプロジェクトに参加。株式会社フジテレビジョンのホウドウキョク、株式会社虎の穴でインターンを経験。また、公益財団法人私立大学情報教育協会が実施する産学連携事業「社会スタディ」で優秀賞を受賞、公益財団法人昭和池田記念財団が実施・文部科学省が後援する「学生論文昭和池田賞」で優秀賞を受賞。