違い2:大きな出費に対する考え方

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日常生活の中では「急に家電が壊れた」など、突発的に大きな出費が発生することがあります。

こうした大きな出費に対する考え方も、お金が貯まる人とそうでない人の大きな違いです。

お金が逃げていく人は、「◯カ月後にはボーナスも入るから大丈夫だろう」と、これから入る収入をあてにして出費に対応できるかを考えます。

そのため、後から入ってくる収入をなかなか貯蓄に回せず、「いつも出費に追われている」という事態に陥ってしまいやすくなります。

一方、お金が貯まる人は「今手元にあるお金で支払えるかどうか」ということを考えられる人です。

今支払える範囲内でしか買い物をしないため、「大きな買い物をして後から支払いに苦労する」ということがありません。

違い3:小さな出費に対する考え方

お金が貯まる人とそうでない人は、大きな出費だけでなく、小さな出費に対する考え方にも違いがあります。

お金が逃げていく人は、小さな出費に対する頓着がないため、「気がついたら家計の支出が膨らんでいた」ということも少なくありません。

たとえば、毎日コンビニでコーヒーを買うと1回あたりの支出は150円でも、1カ月になれば4500円、年間だと5万4000円もの支出になります。

1回の支出に無頓着でいると、結果的に家計を圧迫する要因になってしまうこともあるでしょう。

一方、お金が貯まる人は、小さな出費でも「これが続けば大きな支出になってしまうな」と家計に与える影響をきちんと考えることができます。

出費に対して「これくらい良いだろう」と楽観的に考えることがないので、家計の支出もきちんと予算の範囲内に収められるのです。

お金が貯まる人の習慣を取り入れてみよう

お金が貯まる人とそうでない人は、収入の違い以上に普段の行動に大きな差があります。

コツコツと資産を築いていくためには、家計の管理や出費に対する考え方を見直すことが大切です。

ぜひ、本記事で紹介したお金が貯まる人の習慣を参考に、普段の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考資料

椿 慧理