12月は年金支給あり!年金から「税金が天引きされない人」はどんな人か
12月支給の年金から天引きされる可能性がある5つのお金
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12月は2カ月に1度の年金支給月です。
老後になると受け取れる年金ですが、皆さんが普段働いて得るお給料のように、年金からも引かれてしまうお金があることはご存知でしょうか。
年金からも税金や保険料など天引きされるので、額面での金額と実際の振込額の差に落胆してしまうケースもあります。
しかし、年金から税金が天引きされないというケースもあります。
では、天引きがされない対象や条件について確認しながら、年金受給額についても確認をしていきましょう。
1. 12月支給の年金から天引きされる5つのお金
厚生年金や国民年金から天引きされるお金は、主に次の5つです。
1.1 所得税と復興特別所得税
公的年金は雑所得となり、所得税が課税されます。ただし一定以下であれば非課税です。
また、遺族年金や障害年金は非課税です。
「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法(平成23年法律117号)」により、所得税の源泉徴収の際に併せて復興特別所得税もかかります。
これらの所得税及び復興特別所得税は、年金より源泉徴収されます。つまり、年金を受け取る時点ですでに所得税等が天引きされているのです。
1.2 介護保険料
介護保険料は、65歳を過ぎると「第1号」として単独で支払うことになります。
保険料は、一定の要件を満たせば年金から天引きされます。
介護保険料が天引きされていることを条件として、次に解説する健康保険料や住民税も天引き対象となります。
執筆者
千葉工業大学卒業後、株式会社LOFTに入社、その後東京海上日動あんしん生命保険に入社し、4年間保険営業を経験。現在は個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。幅広い世代への資産運用のアドバイスにおいて、バランスを考えた提案が強み。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)