3. 公的年金の対策
公的年金の受給額を繰下げて、将来的に受け取る年金額を増やせないか検討しましょう。
年金の繰下げ受給は、1カ月ごとに0.7%ずつ年金受給額が増加します。
70歳まで年金の受給時期を繰下げて、年金額を増やせないか検討してください。
それぞれの年代で必要な対策を実施しましょう
70歳代と50歳代の平均貯蓄額は、2人以上の世帯で約650万円、単身世帯では約400万円の差があります。
70歳代で生活資金がしっかりと確保できるように、支出の見直しや新NISAをはじめとする資産形成を実施しましょう。
今後のライフプランを見据えながら、最適な方法で老後に向けた対策を始めてください。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 二人以上世帯」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 単身世帯」
- 総務省「家計調査(家計収支編)」
- 金融庁「新しいNISA」
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年9月分結果確報 第1表 月間現金給与額」
川辺 拓也