インフレや円安が叫ばれる近年、よその家庭の収支管理が気になる方も多いでしょう。

そこで本記事では政府統計「家計消費状況調査」の月次データ(2023年9月版)をもとに、年収800万円台の世帯が何にどれくらいお金を使っているのかを紹介します。

全世帯の平均データや前年データとの比較結果も掲載しているので参考にしてください。

※対象は2人以上の世帯のうち勤労者世帯(世帯人員3.44人)
※集計品目は購入頻度が少ない高額商品・サービスの消費やICT関連消費です。食料・住居・水道光熱に関するコストについては「【参考】年収800万円台世帯の食料・住居・水道光熱コストはどれくらいか」をご覧ください。

1. 世帯年収800万円台の消費支出の内訳【1ヶ月間】

2023年9月の1ヶ月間、年収800万円台の世帯は合計13万3508円を以下の品目に支出しています。

1.1 【世帯年収800万円台】1ヶ月間の消費支出の内訳(2023年9月時点)

  • スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料(1万4398円)
  • インターネット接続料(5081円)
  • スマートフォン・携帯電話の本体価格(4215円)
  • 航空運賃(2024円)
  • 宿泊料(4512円)
  • パック旅行費(国内)(1471円)
  • パック旅行費(外国)(729円)
  • 国公立授業料等(幼稚園~大学、専修学校)(3825円)
  • 私立授業料等(幼稚園~大学、専修学校)(3万1517円)
  • 補習教育費(6225円)
  • 自動車教習料(1089円)
  • スポーツ施設使用料(995円)
  • 背広服(469円)
  • 婦人用スーツ・ワンピース(428円)
  • 和服(214円)
  • 腕時計(361円)
  • 装身具(アクセサリー類)(725円)
  • 出産入院料(694円)
  • 出産以外の入院料(743円)
  • たんす(78円)
  • ベッド(304円)
  • 布団(281円)
  • 机・いす(事務用・学習用)(99円)
  • 食器戸棚(112円)
  • 食卓セット(6円)
  • 応接セット(68円)
  • 楽器(部品を含む)(574円)
  • 冷蔵庫(1348円)
  • 掃除機(187円)
  • 洗濯機(1530円)
  • エアコン(1421円)
  • パソコン(タブレット型を含む。周辺機器・ソフトは除く)(1592円)
  • テレビ(914円)
  • ビデオデッキ(81円)
  • ゲーム機(ソフトは除く)(113円)
  • カメラ(交換レンズのみを含む。使い捨てのカメラは除く)(169円)
  • ビデオカメラ(161円)
  • 家屋に関する設備費・工事費・修理費(6028円)
  • 給排水関係工事費(1581円)
  • 庭・植木の手入れ代(18円)
  • 自動車(新車)(1万6014円)
  • 自動車(中古車)(3423円)
  • 自動車保険料(自賠責)(747円)
  • 自動車保険料(任意)(3564円)
  • 自動車以外の原動機付輸送機器(399円)
  • 自動車整備費(4956円)
  • 挙式・披露宴費用(352円)
  • 葬儀・法事費用(4005円)
  • 信仰関係費(370円)
  • 仕送り金(3296円)

支出額の割合が高い品目TOP10は以下の通りです。

1.2 支出割合の高い品目TOP10

※()内は総支出額に占める割合

  • 私立授業料等(幼稚園~大学、専修学校)(23.61%)
  • 自動車(新車)(11.99%)
  • スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料(10.78%)
  • 補習教育費(4.66%)
  • 家屋に関する設備費・工事費・修理費(4.52%)
  • インターネット接続料(3.81%)
  • 自動車整備費(3.71%)
  • 宿泊料(3.38%)
  • スマートフォン・携帯電話の本体価格(3.16%)
  • 葬儀・法事費用(3%)

2. 平均世帯の消費支出内訳【2人以上の勤労者世帯】

2023年9月の1ヶ月間、平均世帯は合計10万8091円を以下の品目に支出しています(世帯人員3.16人)。

2.1 【平均世帯】1ヶ月間の消費支出の内訳(2023年9月時点)

  • スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料(1万3176円)
  • インターネット接続料(4788円)
  • スマートフォン・携帯電話の本体価格(2710円)
  • 航空運賃(1446円)
  • 宿泊料(3415円)
  • パック旅行費(国内)(2156円)
  • パック旅行費(外国)(770円)
  • 国公立授業料等(幼稚園~大学、専修学校)(1737円)
  • 私立授業料等(幼稚園~大学、専修学校)(1万7086円)
  • 補習教育費(5063円)
  • 自動車教習料(823円)
  • スポーツ施設使用料(1081円)
  • 背広服(474円)
  • 婦人用スーツ・ワンピース(541円)
  • 和服(308円)
  • 腕時計(266円)
  • 装身具(アクセサリー類)(688円)
  • 出産入院料(407円)
  • 出産以外の入院料(1297円)
  • たんす(102円)
  • ベッド(267円)
  • 布団(269円)
  • 机・いす(事務用・学習用)(148円)
  • 食器戸棚(111円)
  • 食卓セット(73円)
  • 応接セット(236円)
  • 楽器(部品を含む)(242円)
  • 冷蔵庫(1122円)
  • 掃除機(394円)
  • 洗濯機(900円)
  • エアコン(1772円)
  • パソコン(タブレット型を含む。周辺機器・ソフトは除く)(839円)
  • テレビ(811円)
  • ビデオデッキ(56円)
  • ゲーム機(ソフトは除く)(92円)
  • カメラ(交換レンズのみを含む。使い捨てのカメラは除く)(129円)
  • ビデオカメラ(25円)
  • 家屋に関する設備費・工事費・修理費(6393円)
  • 給排水関係工事費(1953円)
  • 庭・植木の手入れ代(273円)
  • 自動車(新車)(1万4380円)
  • 自動車(中古車)(5218円)
  • 自動車保険料(自賠責)(624円)
  • 自動車保険料(任意)(3007円)
  • 自動車以外の原動機付輸送機器(312円)
  • 自動車整備費(3931円)
  • 挙式・披露宴費用(965円)
  • 葬儀・法事費用(1799円)
  • 信仰関係費(544円)
  • 仕送り金(2878円)

支出額の割合が高い品目TOP10は以下の通りです。

2.2 支出割合の高い品目TOP10

※()内は総支出額に占める割合

  • 私立授業料等(幼稚園~大学、専修学校)(15.81%)
  • 自動車(新車)(13.3%)
  • スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料(12.19%)
  • 家屋に関する設備費・工事費・修理費(5.91%)
  • 自動車(中古車)(4.83%)
  • 補習教育費(4.68%)
  • インターネット接続料(4.43%)
  • 自動車整備費(3.64%)
  • 宿泊料(3.16%)
  • 自動車保険料(任意)(2.78%)

3. 前年と比べて世帯年収800万円台の支出額は▲2284円

世帯年収800万円台の支出額は前年と比べて▲2284円となっています。

なお、前年における支出割合TOP10の品目は以下の通りです(世帯人員3.44人)。

  • 自動車(新車)(21.05%)
  • 私立授業料等(幼稚園~大学、専修学校)(14.99%)
  • スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料(10.63%)
  • 家屋に関する設備費・工事費・修理費(9.66%)
  • 補習教育費(4.99%)
  • インターネット接続料(3.81%)
  • 自動車(中古車)(3.65%)
  • 自動車整備費(3.31%)
  • 自動車保険料(任意)(2.88%)
  • 宿泊料(2.67%)

4. 【参考】年収800万円台世帯の食料・住居・水道光熱コストはどれくらいか

総務省「家計調査」によれば、2023年9月の1ヶ月間、年収800万円台世帯が食料・住居・水道光熱にかけたコストは以下のようになりました(2人以上の世帯のうち勤労者世帯)。

  • 食料:8万8240円
  • 住居:1万6280円
  • 光熱・水道:2万623円

※総務省「家計調査」の資料をもとに独自の計算処理を行っています。

5. 資産形成・資産防衛には投資がおすすめ

インフレが状態化しつつある昨今、大切な資産を守る観点からも投資がおすすめです。

現金をインフレに強い株などに変えて保持することで、インフレによる価値の目減りを防ぐ効果が期待できます。

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出所:LIMO編集部

出所:LIMO編集部

また、運用成績次第では資産を増やすこともできるでしょう。

その際は長期投資による複利効果を意識した運用を心がけましょう。

投資には、中長期的に行っていくことで、投資資金を運用して得られた利益が更に運用されて増えていく「複利」の効果があります。
出所:金融庁「投資の基本 複利効果」

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出所:LIMO編集部

出所:LIMO編集部

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出所:LIMO編集部

出所:LIMO編集部

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参考資料

久保田 雅大