東芝のセグメント

売上高の上位5セグメントのうち、3セグメントが前年同期比で増収となっている。

減収となった「ビルソリューション」は前述のとおり、空調事業が連結から外れたことが影響している。

東芝の「デバイス&ストレージソリューション」

減収となったもう一つのセグメントは、「デバイス&ストレージソリューション」となる。

  • 売上高:前年同期比▲6.5%の3785億円
  • セグメント利益:前年同期比▲62.9%の75億円

と、減益率は大きなものとなっている。

半導体とHDD等に分類されるため、それぞれ見ていく。

【半導体】

マスク描画装置の販売が好調で、売上高は193億となっており、利益も15億で増収増益であった。

【HDD等】

  • モバイル/デスクトップHDD市場の縮小
  • ニアライン(データセンター向け等)HDD市場の投資抑制

が影響し、売上高は前年同期比▲23.1%の1465億円、利益は前年同期比▲142億円の277億円となっている。