東芝、連結子会社で不正会計があったと発表

2017年12月26日、東芝(6502)は、連結子会社の東芝通信インフラシステムズ(以下、同社)において、従業員による原価の不正計上があったと発表した。

同社の発表文によると、同社の電気設備工事を担当するグループは、2013 年 9 月以降、損益的に厳しい工事案件についてその外注費用を比較的損益に余裕のある別の工事案件の費用に付替えるという原価の不正計上を行っていたという。

また、外注費用の付替金額は 2013 年度 19 百万円、2014 年度 7 百万円、2015 年度 11 百万円、2016 年度8 百万円、2017 年度 50 百万円であり、累計で 95 百万円。これによる会計への影響は 2017年度上期末までの累計で 48 百万円の原価過小であり、東芝グループの 2017 年度第3四半期連結決算で当該金額を費用処理する予定である。

続きを読む

ちなみに、今回の事案の発生により同社の当社代表取締役社長である田中穣氏は 2017 年 12 月 31 日に退任する予定。

東芝では、今後、同様の事態が二度と発生しないよう、内部統制の一層の強化に取り組んでいくとしている。

金額面から判断し、東芝の業績への影響は軽微であるものの、新生東芝のコア事業であるインフラ事業の子会社において不正会計処理が最近まで行われていたことが明らかになったため、イメージ悪化は避けられないと考えられる。

LIMO編集部

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者
LIMO編集部
  • LIMO編集部
  • 株式会社ナビゲータープラットフォーム

LIMO編集部は、日本生命やフィデリティ投信で証券アナリストやポートフォリオマネージャーであった泉田良輔を中心に、国内外大手金融機関勤務経験、ビジネスネットメディア運営経験者やファッション誌元編集長、業界専門紙の記者出身者、学習参考書などの書籍校閲・校正経験者、またWebマーケティングスペシャリストなどが編集や執筆作業を行い、運営をしています。沿革としては、LIMOの前身である投信1(トウシンワン)は個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディア運営経験者等を中心に立ち上げました。サブスクリプションモデルで一定の成功を収めていたLongineですが、グループ内で新サービスを展開ることとなり、多くの読者の声に惜しまれながらLongineのサービス自体は2020年3月に終了となりました。Longine編集部メンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。