70歳まで働く!年収が高いと年金がカットされるって本当?「在職老齢年金」の注意点
厚生年金を働きながら受け取る人へ
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総務省「統計からみた我が国の高齢者」によると、65〜69歳の50.8%、70〜74歳の33.5%が働いており、「働くシニア」の割合はいずれも過去最高となりました。
上記の調査結果からもわかるように、現代では70歳まで働く人が半数を占めており、「定年退職を迎えたら年金だけで老後生活を送る」という人のほうが少ないのかもしれません。
人生100年時代といわれている今、長い老後生活を考えた時に「働けるうちは働いて資金を残しておく」という選択はメリットのように思えますが、実は年収額と年金額によっては年金カットがされる可能性もあります。
本記事では、働きながら年金を受け取る「在職老齢年金」について詳しく解説していきます。
在職老齢年金に関する注意点についても解説しているので、安心した老後を迎えるためにしっかりと確認しておきましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/元銀行員
神戸松蔭女子学院大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。三井住友信託銀行に転職後、資産運用アドバイザー業務に従事。投資信託・個人年金保険・外貨預金の販売を中心に、生命保険・医療保険、住宅ローンなども含め、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に約10年間従事する。特に投資信託や変額年金保険の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。2023年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォームに入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて「厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用「年金、貯蓄、NISA、iDeCo、住宅ローン、FX、為替相場」に関する情報を中心に記事を執筆。大阪府出身。(2024年4月1日更新)