3. 次の年金支給日12月15日に年金「約45万円」が支給される夫婦とは?
冒頭で2023年12月15日に年金45万円が振り込まれる夫婦がいるとお伝えしました。
先ほど確認した2023年度の標準的な夫婦2人が受け取る年金額は月額約22万5000円ですが、45万円も振り込まれる夫婦とはどういう夫婦なのでしょうか。
からくりがあるようですので紐解いていきます。
まず、公的年金の支給日は毎月ではなく2ヶ月に1回です。
偶数月の15日(土日祝日の場合は直前の営業日)となりますので、12月15日には10月・11月分の2ヶ月分が振り込まれます。
先ほどの標準的な夫婦であれば、「月額22万4482円×2ヶ月分=約45万円」が振り込まれるのです。
次の年金支給日に年金が約45万円振り込まれる夫婦とは、モデルケースの夫婦ということになります。
この45万円は、夫婦2人分・2ヶ月分である点にご留意ください。
一見、羨ましいと感じる金額ですが、月額にすると約22万5000円ですので現役時代の収入と比べると十分とはいい切れない金額かもしれません。
さらに、年金からは税金や保険料が天引きされます。
実際に振り込まれる金額はもっと少なくなります。
なお、実際の振込額は6月に送付される「年金振込通知書」で確認できます。
年金振込通知書では年金の「額面」と「天引き額」、そして「実際の振込額」を確認することができます。