2. <食パンの値段が最も上がらなかった都市TOP10>

※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の小売価格)

  1. 相模原市 ▲78円(423円)
  2. 所沢市 ▲38円(456円)
  3. 大分市 ▲15円(471円)
  4. 長崎市 ▲6円(496円)
  5. 八王子市 ▲5円(507円)
  6. 川口市 ▲3円(445円)
  7. 鳥取市 ▲1円(535円)
  8. 富士市 +4円(477円)
  9. 八戸市 +8円(325円)
  10. 浦安市 +8円(488円)

なお、全都市の小売価格の平均は511円(2023年9月時点)、前年同月比では7%の伸びとなっています(いずれも小数点第一位を四捨五入)。

3. 食パンの年間支出額はどれくらい伸びたか

食パンに関する年間支出額は対前年同月比でどれほど伸びたのでしょうか?

2023年9月時点の小売価格をもとに、1週間に食パンを1kg消費した場合のシミュレーション結果を比較してみましょう。

<2023年9月時点の価格で1週間に1kgの食パンを消費した場合の年間支出額>

※2023年9月時点の小売価格をもとに計算した食パンの年間支出額(前年同月からの金額の変動幅)

  1. 鹿児島市:+3万4円(+5460円)
  2. 青森市:+2万9692円(+4264円)
  3. 那覇市:+3万7544円(+4108円)
  4. 津市:+2万7352円(+3744円)
  5. 宇都宮市:+2万6728円(+3640円)
  6. 福井市:+3万1876円(+3484円)
  7. 水戸市:+3万836円(+3224円)
  8. 郡山市:+1万7212円(+3068円)
  9. 東大阪市:+2万8132円(+3016円)
  10. さいたま市:+2万1684円(+2964円)

※1kg×52週間で計算

1位の鹿児島市では年間5460円の増加となっています。

1週間に2kgなら10920円、3kgなら16380円の増加です。

なお、令和4年における鹿児島県の賃金は256万円です(出所:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」)。

1週間に1kgの食パンを消費した場合、賃金に占める年間支出額の割合は1.17%となります(小数点第三位を四捨五入)。