一年草は花の色が鮮やかなものが多く、生育旺盛で育てやすいのが魅力。
しかし「翌年は花が咲かない」「シーズン後の植え替えが面倒」という理由から敬遠している人も多いようです。
そこで今回は、こぼれ種で増えて翌年以降も開花が楽しめる「秋がまきどき一年草」を参考価格とともにご紹介。あわせて育て方のコツも解説していきます。
こぼれ種とは?
多くの植物は種(球根)から発芽して花を咲かせ、花が散る頃に種をつくるというサイクルを繰り返します。この種が自然に落下したものが「こぼれ種」。
落下した場所の環境(日当たりや水分量など)が良ければ自然に発芽し花を咲かせてくれるので、手間をかけることなく毎年花を楽しむことができます。
1. 今がまきどきの〈オススメ一年草5選〉こぼれ種で毎年花を咲かせて
1.1 ビオラ
晩秋から春にかけ、愛らしい花を咲かせるビオラ。花の色や咲き方が違う品種が豊富に揃い、また丈夫で育てやすいことから多くのガーデナーたちに支持されています。
たくさんの花を咲かせるには、咲き終わった花を取り除く花ガラ摘みの作業が必須。ですが、この花ガラ摘みをおこなわず、花が枯れるまで放置することがこぼれ種で増やすコツになります。
こぼれ種で咲いた花は前年と違う色になることもありますが、それもまた楽しみのひとつ。日当たりと風通しが良い場所で育て、水やりは土の表面が乾いてから与えるようにしましょう。
【ビオラの基本情報】
- 種まき適期:8月下旬~10月
- 参考価格:200~500円(種1袋)