株式を買う際、配当や優待だけでなく、気になるのが「株価の変動」でしょう。
配当や優待を受けとっていても、株価の変動は社会情勢や企業業績などによって時に大きく動き、リターンに影響を与えるもの。
株式投資において、「株価の値上がり・値下がり」は見逃せない要因です。
今回は資生堂(4911)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。
1. 資生堂(4911)の配当金のリターンはいくらか
資生堂の株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、「2023年12月期の期末配当と2024年12月期中間配当」の計2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2022年11月10日
- 株式の取得価格: 5083円(取得日の終値)
- 2023年12月期・期末配当:75円
- 2024年12月期・中間配当:30円
- 100株ベースの配当金のリターン:1万500円
それでは次に、株主優待のリターンを計算していきます。
2. 資生堂の株主優待のリターンはいくらか
資生堂は決算期(2023年12月期)現在、100株以上を1年超(前年と当年の12月末時点)保有する方に向けて優待品を提供しています。
そのため、今回の試算では優待のリターンは0円です。