2024年から新NISAが始まります。新NISAは投資で得た利益や配当金に税金がかからないため、お得に投資ができる制度です。
また、現行の一般NISAやつみたてNISAと比べて年間に投資できる金額が増額となり、非課税期間も無期限となることから、より使いやすい制度となります。
そのため、今まで投資をしていなかった人の中にも、新NISAで新たに投資を始めようと検討している人もいるかもしれません。
ただし、投資にはリスクがつきものです。よく考えずに投資を始めて後悔する人も少なくありません。そこで本記事では、新NISAで投資をするにあたって注意したいNG行為3つを紹介するので、参考にしてみてください。
【新NISA】NG行為1.口座を開設する金融機関を吟味しない
2/4
ultramarine5/istockphoto.com
新NISAでのNG行為1つ目は、新NISAの口座を開設する金融機関を吟味しないことです。
新NISAの口座は1人1口座しか持つことができません。同時期に2つの金融機関で新NISA口座を開設して投資をおこなうことは不可能です。
そのため、最初にどの金融機関で新NISAの口座を開設するかよく比較検討しましょう。例えば、銀行は株式を直接取り扱っていないため、新NISAで株式取引をしたい人は、銀行ではなく証券会社での口座開設が必要です。
また、証券会社のなかでも手数料体系や取引銘柄が異なります。ネット証券は独自のポイントサービスを実施しているところも多いです。
自分に合った金融機関での口座開設ができるよう、事前に各金融機関の新NISAにおけるサービスを比較してみてください。
【新NISA】NG行為2.投資する銘柄を吟味しない
3/4
ScofieldZa/istockphoto.com
新NISAでのNG行為2つ目は、投資する銘柄を吟味しないことです。
投資は、運用成績によって資産評価額が大きく変動します。運用成績は投資する銘柄により大きく左右されるため、各銘柄の過去の運用成績や投資対象を事前によく確認しましょう。
また、手数料にも注意が必要です。例えば、さまざまな銘柄に一度に投資できる投資信託は「信託報酬」という手数料が毎日発生し、投資信託残高から差し引かれます。
信託報酬が年率1%の投資信託を100万円保有する場合、手数料は年間で1万円です。運用で年に3万円の利益を出したとしても、手数料と相殺されて利益は2万円になってしまいます。
そのため、過去の運用成績や投資対象、手数料などをよく見比べて投資する銘柄を見極めましょう。
【新NISA】NG行為3.少し儲かったらすぐ売却する
新NISAでのNG行為3つ目は、少し儲かったらすぐ売却することです。
投資は基本的に長く続けるほど、安定した利益が見込まれます。これは、利益に対して利益がつく「複利」による効果です。例えば、100万円を年率3%で運用した場合の資産評価額の増え方は以下のようになります。
100万円を年率3%で運用した場合の資産評価額の推移
経過年数 資産評価額
- 1年 103万円
- 2年 106万円
- 3年 109万円
- 5年 116万円
- 10年 135万円
- 15年 157万円
- 20年 182万円
- 30年 246万円
- 40年 332万円
- 50年 447万円
5年の運用での利益は16万円ですが、20年の運用で利益は82万円、50年の運用で利益は337万円と増えます。すべての局面において売却しないほうがいいと断言はできませんが、長期的に運用することでより効率良くお金を増やす期待がもてるでしょう。
【新NISA】新NISAで資産運用を始めよう
新NISAのNG行為を紹介しましたが、新NISAは資産運用を始めるうえでお得な制度であることに間違いはありません。
ただし、最初は値動きに慣れず不安を感じる人もいるでしょう。そのような人は、まずは少額から始めてみることがおすすめです。徐々に投資に慣れてきたら、投資額を増やしましょう。
ぜひ、新NISAを使った資産運用で経済的にゆとりのある老後を目指してみてください。
参考資料
苛原 寛