久々に帰省して、ふるさとで迎えるお正月。おせち料理に舌鼓を打ち、テレビを見たりゲームをしたりしながら家族や親せきと楽しい時間を過ごしているという人も多いでしょう。
一方、皆が寝静まった夜中になると、親兄弟で秘かに、そしてじっくりと会話が繰り広げられているということも多いようです。一体そこでは何が話し合われているのでしょうか。
お金、不動産の話
たとえば自分自身の家の購入に関すること、あるいは親の年金での暮らしぶりなども含め、「お金」に関する話は電話やメールではなかなかしにくいもの。こみいった内容にもなりがちなので、会った機会に話しておこう、聞いておこう、という人はやはり多いようです。
また、内容がシビアになればなるほど、関係者全員の前でいきなり話すのではなく、ワンクッション置く人も多い様子。たとえば両親に話したいことがある場合は、まず母親にこっそり話して反応をうかがってから父親に話すという作戦を立てる人もいるようです。
一方、子から親への相談だけでなく、親から子に対し、先祖代々の土地の売却、遺産の分配に関する相談を受けるというケースや、子供(話相手の兄弟)のマイホーム問題(二世帯住居への転居なども含む)などについて意見を求められるといったこともあるようです。
お墓の話
40代以降になると急に話し合う人が増えてくるのがお墓の問題。お正月からなんだ、という人もいらっしゃるでしょうが、切実な問題として親子で話し合っている人も多い様子です。代々のお墓があるものの遠方で、今後どのように管理していくか困っているという人や、そもそもお墓を持っておらず、親も高齢になってきたので、できるだけ早く方向性を決めたいという人など、置かれている状況はさまざま。
とはいえ、親族やお寺などとの兼ね合いもあり、なかなか決めきれないことがほとんどのようで、毎年問題提起はするものの一向に解決に至らないことがまた悩みの種になっているという人も多いのがこのテーマといえそうです。
近所の人や親戚の動向
親が子に対して、なぜかよく話題に出してくるのが近所の人や同級生、親戚の動向。子の立場からすれば「正直あまり興味はないんだけど、毎回何かしら聞かされるのでうんざり…」という人もいるかもしれませんね。
一方で「そこの角の〇〇さん家のお父さんが亡くなった」「同級生の〇〇ちゃんが結婚した(子供が生まれた)」、「いとこのXXちゃんが△△大学の推薦入試に合格した」というような話題は、互いに顔をあわせたからこそ思い出すということもあります。また、そうした話を聞いて、これまでの出来事を思い返しつつ、流れた歳月に思いをはせるという人もいるのではないでしょうか。
配偶者側の家族の近況
たとえば夫の両親、妻の両親に関する話題など、配偶者の家族の近況についてもお正月などといった機会に共有されていることが多いようです。特に、特段急を要するわけではないけれど、病気にかかった、入院したというような、健康面に関して伝えておくことがあるときには、会ったタイミングで言うようにしている、という人もいました。
親同士で積極的な交流がある場合ならまた話は別でしょうが、そうではないことの方が多いのが実情ではないでしょうか。やはりこれは子から親に対して話をすることが多いテーマなのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか? 中には「会ったからといってわざわざ特別に話すこともない」という人もいますが、話をする人の場合、その会話にはお正月とは思えないほどシリアスな内容も含まれているようです。直接顔を合わせる機会に話をしよう、意見を聞いておこうという人が多いのかもしれませんね。さて今夜、みなさんは家族と何か話をしますか?
LIMO編集部