盆栽は日本が世界に誇る文化のひとつ。和室はもちろん、洋風のインテリアとしても高い人気を誇っています。

マツやモミジなど盆栽にはさまざまな種類がありますが、秋の盆栽で楽しみたいのは「実もの盆栽」。秋の実りを身近で存分に鑑賞できるのが魅力です。

そこで今回は、秋に楽しめる「実もの盆栽」にぴったりの植物を、参考価格とともにご紹介。盆栽を育ててみたい人は、ぜひ参考にしてください。

「盆栽」の基本の育て方

置き場所

盆栽は日当たりと風通しのよい場所で育てます。基本は屋外で育て、鑑賞したいときや来客の際に室内に移動させるとよいでしょう。

樹木の性質に合わせた適切な管理が必要になりますが、多くの植物は梅雨時期の長雨、夏の強い直射日光、冬場の寒風や雪が苦手です。

特に、近年は例年とは異なる気候が続いています。天気の状況に応じた世話をおこなうようにしましょう。

水やりの頻度

Jeniffer Fontan/shutterstock.com

盆栽の水やりは、土の表面が乾いたタイミングでおこなうのが基本です。頻度が分かりにくい場合は、次の方法を参考にしてください。

  • 春・秋:1日1回、できれば朝におこなう
  • 夏:朝と夕方の1日2回
  • 冬:気温が上がった昼前後に2~3日に1回

水を与えるときは、土が流れ出さないよう目が細かいジョウロで優しく与えます。根腐れを防ぐためにも、受け皿に溜まった水は処分するようにしましょう。

肥料

育てる樹木によって異なりますが、一般的に植物が生長する4~11月頃に肥料が必要です。与える肥料は盆栽用の肥料、もしくは花の栄養分となるリン酸の配合率が高い肥料がおすすめ。

肥料には即効性がある液体肥料と、ゆっくり長く効く固形肥料がありますが、種類によって頻度や間隔が異なります。商品ラベルの指示に従い、正しい頻度・間隔で与えるようにしましょう。