5. 積立投資は早めのスタートで月々の負担を軽く
新NISA制度を確認してみていかがだったでしょうか。月々の負担を減らすためには、運用期間を長期にするほど効果があります。
自分自身が運用を始めた場合、目安となる積立額のイメージがつかめたのではないでしょうか。
運用を考えるとき、入り口よりもこのゴールをより具体的にイメージすることが大切です。
流行りに乗ることでとりあえずNISAを始めるのではなく、しっかりとした目標を思い描き、一歩一歩確実に資産形成をしていきましょう。
6. 新NISAのよくあるご質問(FAQ)
ここで、新NISAに関するよくある疑問を見ていきます。
6.1 Q1.非課税保有限度額が1800万円ですが、つみたて投資枠だけ、もしくは成長投資枠だけで使い切ることはできますか?
A1.つみたて投資枠だけで1800万円を使い切ることはできます。成長投資枠だけで使い切ることも可能ですが、成長投資枠の非課税保有限度額は1200万円となっています。
6.2 Q2.非課税保有限度額は買付額ベースで管理されますか?
A2.「買付け残高(簿価残高)」で管理されます。また、NISA口座内の商品を売却した場合には、その商品の簿価分の非課税枠が再利用できるようになります。
6.3 Q3.非課税保有限度額を管理するとのことですが、金融機関は変更できますか?.
A3.金融機関は変更できます。非課税保有限度額については国税庁において一括管理を行います。なお、金融機関変更の方法やスケジュールはご利用の金融機関で事前に確認しましょう。
参考資料
杉田 有毅