【カントリーマアム チョコまみれ】赤字転落となった、不二家(2211)の株を「1年前に買った人」のトータル・リターンはいくらか【配当金・株価・株主優待】(2023年10月24日終値ベース)
株式投資の企業別年間リターン解説シリーズ
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人気の菓子商品「カントリーマアム チョコまみれ」は、将棋棋士の藤井聡太 竜王・名人(2023年10月現在)が2021年に「美味しい」と会見で話したことで大変話題となりました。
今回は製造メーカーである、不二家(2211)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。
※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数などすべて遡及修正して株価を調整しています。
※記事中で記載の株価はすべて終値となっています。
不二家(2211)の直近決算(2023年12月期第3四半期決算)
不二家は、2023年10月24日、2023年12月期第3四半期連結決算を発表しました。
売上は、商品の値上げもあり、前年同期比を上回る水準でした。
しかし、
- 想定を上回る原材料価格の高騰
- 人件費の上昇
- 販売数量の減少
- 洋菓子事業における在庫抑制による生産高の減少
が大きく影響し、営業利益と最終利益は赤字転落となりました。
経常利益も、持分法適用会社の業績により支えがありながらも、2022年度に計上した助成金がなくなった反動減から、大幅に減少しました。
監修者
1991年生まれ。新潟県新潟市出身。2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォームに入社し、現在はメディア事業部・メディアグロース企画推進室マネージャー。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」を中心に、多くの読者の方に幅広いコンテンツを届けるための戦略立案に従事している。
それ以前は、LIMO編集部にてアシスタント・コンテンツマネージャー(ACM)として従事。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信していた。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。
新潟県立新津高等学校を経て、2013年に慶応義塾大学商学部を卒業。学部では、岡本大輔研究会にて企業評価論、計量経営学を専攻していた。
最終更新日:2023/11/03