コスパの良さとユニークなアイディアによって、さまざまな家電カテゴリーで存在感を高めているアイリスオーヤマ。特に調理家電は品揃えも豊富で、これまでなかったようなタイプの製品もリリースされています。今回ご紹介するのは、同社が2023年10月4日に発売した「低温調理機器 ポケットシェフ」です。

低温調理機器というと、水を貯めた鍋に細長い器具を入れて使用する…というイメージが一般的ですが、ポケットシェフは「食材を袋に入れて加熱する」という斬新な使い方を提案しています。本当にこんな方法で美味しいサラダチキンが出来上がるのか。同社が開催した体験・試食会でその実力を確かめてきました。

【アイリスオーヤマの最新調理家電】ポケットシェフの仕組み

ポケットシェフは封筒のような形状をした袋で右下には電源をとるためのコードがついています。袋の中は特殊な薄型フィルムヒーターで覆われており、その熱によって食材を加熱するという仕組みになっています。フィルムヒーターには温度センサーが備わっており、そこで温度管理を行っています。

出所:筆者撮影

一般的な低温調理機器と比較したときのメリットはなんといっても、水と鍋を必要としないことです。食材と耐熱袋、そしてポケットシェフ。これだけあれば簡単に低温調理が実現します。チャーシューやローストビーフ、魚のコンフィ、ピクルスなど、ポケットシェフで作れるレシピは多数ありますが、特に得意としているのが、チキンサラダです。