学校数が少ない都内の私立小学校は、そもそも狭き門になる
中学受験の世界でも「全落ち」という言葉がありますが、さらに学校数が少ない小学校受験で人気校に入るのは至難の業です。また、小学受験をする家庭は多くはないため、受験する家庭の大半は「絶対に合格したい」と強い気持ちで臨み、生半可な気持ちでは受けないでしょう。
合格を勝ち取るために3歳頃からお受験対策の教室に通い、親子で取り組み、夫婦で面接や願書作成に頭を悩ましながら立ち向かっていくしかありません。
ただ、中学受験や高校受験など他の受験に比べると、受験する子どもの意思が強くない状態で臨むため、子どものやる気や態度をみて、親の方が精神的に参りやすいこともあります。
5歳や6歳で受ける受験で子どもの人生が決まることはないので、気楽な気持ちを維持することが大切ではないでしょうか。
参考資料
- 東京都の統計 令和5年度 学校基本統計速報(学校基本調査の結果速報)
- 文部科学省「令和5年度学校基本調査」小学校の学校数・学級数・児童数及び教職員数
- 文部科学省「令和5年度学校基本調査」中学校の学校数・学級数・生徒数及び教職員数
- 慶応義塾幼稚舎
- 青山学院初等部
- 東京農業大学稲花小学校
中山 まち子