2023年10月から最低賃金が引き上げられます。

全国平均は、過去最大の43円引き上げで1004円となります。

近年の物価高を考えると、まだ足りないという意見もあるかもしれませんが、少しでも生活費が増えるのはやはりうれしいものです。

しかし、配偶者の扶養の範囲内でパートなどで働く方にとっては、「年収の壁」を考えると単純に喜べない面もあります。

この記事では、2023年10月からの全国の最低賃金一覧表を紹介するとともに、パートなどの年収の壁について解説していきます。

10月から最低賃金がアップし1004円に

これまで、最低賃金は年度ごとに徐々に増額されてきましたが、2023年10月からは1000円台に突入し全国平均で1004円となります。

下表は、過去の最低賃金の推移をまとめたものです。

令和5年度は令和4年度から43円もアップされており、これまでと比較して増額幅が大きくなっていることがわかります。

なお、上表の金額は全国平均のものであり、実際の最低賃金額や適用される日(発効日)は都道府県により異なります。参考までに、都道府県ごとに一覧表でまとめましたのでご覧ください。