【アニメ含む映画事業】東宝(9602)の株を「1年前に買った人」のトータル・リターンはいくらか【配当金・株価】(2023年10月13日終値ベース)
株式投資の企業別年間リターン解説シリーズ
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2023年9月29日、あるワードがX(旧Twitter)トレンドランキングで世界1位となりました。
そのワードは「フリーレン」で、同日よりTVアニメ「葬送のフリーレン」が放送開始となっておりました。初回は、日本テレビ系列「金曜ロードショー」枠で2時間放送という異例の扱いとなり大きな話題となったのです。
今回はその作品を手掛けた、東宝(9602)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。
※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数などすべて遡及修正して株価を調整しています。
※記事中で記載の株価はすべて終値となっています。
東宝(9602)の直近決算(2024年2月期第2四半期決算)
東宝は、2023年10月11日、2024年2月期第2四半期決算を発表しました。
売上高を示す営業収入は、前年同期比+16.0%の1396億4200万円と大幅な増収でした。
また、営業利益は、前年同期比+18.4%の307億5200万円と増益となりました。
主力の映画事業(映画およびアニメ)が好調なため、増収増益という好決算でした。
好決算を受けて、東宝は、通期の業績予想を上方に修正して、下期も好調な業績を見込んでいます。
監修者
1991年生まれ。新潟県新潟市出身。2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォームに入社し、現在はメディア事業部・メディアグロース企画推進室マネージャー。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」を中心に、多くの読者の方に幅広いコンテンツを届けるための戦略立案に従事している。
それ以前は、LIMO編集部にてアシスタント・コンテンツマネージャー(ACM)として従事。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信していた。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。
新潟県立新津高等学校を経て、2013年に慶応義塾大学商学部を卒業。学部では、岡本大輔研究会にて企業評価論、計量経営学を専攻していた。
最終更新日:2023/11/03